Geranium
家にいたら急な雨で雷の音もすごい。
Cは妹家族を羽田に送って
15時半に家に来て、そっから海へ。
途中で「今のアンタが一番オカシイ」というと、
否定もせず、かみしめていた。
高速に乗ると晴れて、雲が遠のく。
でも葉山につくと赤旗が上がり、
すぐにライフガードがよって来て、
「雷予報で危ないから水に入らないで下さい」
「ハイ、都内はすごい雷でしたよー」
とひとしきり話した後で、
Cは堂々と海に入って注意されていた。
空を見て、落ちる様子はなかったけど、
遠くで雷の音が聞こえるし、
私は雷は一度打たれてから怖いので、
足だけ水に浸けただけ。
潮濁り、若干のウネリ。
由比ヶ浜に移動。
潮が満ちて海の家から波打ち際までの
スペースが狭くて人が溢れかえっていた。
5時すぎていいウネリが入り、
海にはサーファー、浜にはその他。
喫煙所まわりにゴージャスブラダ集団。
駐車場の経営が大手企業に変わってはじめての夏。
潮見表がなくなって、
妖精さんがいた頃には考えられないほど、
トイレがきたねー。
しょぼ男「ラインとかやってます?」
C「そういうのは一切やりません」
CのNG
・小さい犬をつれてる男
・フェイスブックやってる男(ネットで対話する男)
・スマホ繰り出す男
「もうほとんどがNGってことだよね(笑)」
お寺は一の鳥居まで。
境内のベンチでストレッチしてると、
ハス鉢周りで何かの作業してた若衆2人に、
犬をつれた坊主頭のおじさんが近付いて、
「スズメか!」
若衆「アハハハハ、そうです、
崖んとこにもう一つあるんですよ!」
「うちの庭にもあるんだよ!
うちのもやってくれよ!」
「アハハハハ、去年は自分、
六つもやったんですよ!」
「うちのもやってくれよ!
おれが刺されるのとお前が刺されるのと
どっちがいいんだよ!いってみろ!」
オボーさんなのかヤーさんなのか、
口調だけだと分からない。
でもさすが、すごく通る声。
ヴェガがはっきりしてきた。
アルクトゥルスの下の方に、火星とスピカ。
食欲ないな、と思ったら
次の朝するっと鐘が鳴った。