日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

昔の知恵に学ぶ、この夏の暑さ対策

2011-04-14 18:59:26 | トレンド
今年の夏は、既に「暑い」と決まってしまったのだろうか?
今現在わかっていることは、「節電」というコト。
ソニーは「サマータイム」を導入し、25%の節電を考えているようだ。
他にも、雑誌等々では「夏を乗り切る節電アイディア」のような特集が組まれたりしている(多くは、女性週刊誌)。
その中でも「脱エアコン生活」ということが、とにかく言われている。
一部では、テレビの深夜番組をなくして放送時間も夜11時頃で終了。コンビニは当然、最近都市部では増えつつある24時間営業のスーパーも営業時間を短くすれば、相当な節電になるはず。という指摘もある。
1974年に起きた「オイルショック」では、実際テレビの放送時間は11時(もしかしたら12時だったかも)で終了していたし、当時はコンビニそのものも少なく、当然24時間営業のスーパーなどもなかった。
それだけ生活スタイルそのものが、大きく変化してしまったということだろう。

と言っても、「節電」をするための「脱エアコン生活」は、ほぼ間違いないだろう。
そんな状況で、「いかに涼しく生活するのか?」というコトに特化した商品が、既にいくつか発売されている。
実際、ドラッグストアなどで昨年ごろから見かけれるようになった、「夏用シャワージェル」などは、使える商品だと思う。
沐浴剤として、以前からあった「クール入浴剤」なども、効果が期待できると思う。
湯上りのサッパリ感が持続するだけではなく、ミントなどのメントール系を使うことで、体感的な涼しさで暑さを凌ぐという方法だ。
同様の商品としては、外出時に使える「ボディーシート」などもある。

しかし、考えてみると日本には昔からの「暑さ対策」が幾つもある。
強い夏の陽射しを遮るよしづやすだれなどは、代表的なモノだろう。
行水という方法もあるかも知れない。
寝ござや竹シーツ、氷枕なども上手に使えば「安眠グッズ」となる。
意外なトコロでは、昨年の夏ひっそり(?)ヒットしたらしい「ステテコ」だろう。
昨年あたりから、「冷感下着」などが発売されているので、このような下着を着たほうが、涼しく過ごせる。

他にも、数年前から自治体などが勧めているのが「壁面や屋上緑化」などだ。
ゴーヤなどをベランダで栽培すれば、「節電」の他に「安心・安全な野菜」が新鮮に収穫できる、というメリットがある。
「節約」という点でも、お財布に優しく小学生のお子さんがいらっしゃる家庭では「夏休みの自由研究」にもなる。

日経新聞などのWEBサイトに、セブンホールディングスが「節電のために、100億の投資」という記事があった。
こまめに蛍光灯の灯りを消すコトも大事だが、このような企業の積極的な投資が、経済の復興+節電策となるはずだ。
それは、一般家庭であっても同じだろう。