■自衛隊関連行事
木々に萌芽の息吹を感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか、練習艦隊の季節がやってまいりました。
江田島を出航する近海練習航海部隊は、練習艦隊司令官泉博之海将補指揮下、練習艦かしま、練習艦しまゆき、護衛艦まきなみ、へ第68期一貫幹部候補生課程修了者200名が乗艦します。同日出港の外洋練習航海部隊は第1護衛隊司令東良子1佐隷下の護衛艦あきづき、潜水艦みちしお、より編成され第70期飛行幹部候補生課程修了者36名が乗艦しています。
近海練習航海部隊は、明日江田島を出航し日曜日まで呉沖に遊弋、月曜日19日に大阪港へ入港し21日水曜日まで寄港します。22日木曜日から翌日23日までは三重県の鳥羽沖に錨泊、24日土曜日から四国の宿毛沖へ錨泊、30日金曜日から石垣島へ寄港、翌日出港します。艦隊は4月2日に沖縄本島勝連の沖縄基地へ入港、4月4日まで沖縄に寄港するとのこと。
佐世保基地へ続いて6日から8日まで、舞鶴基地へ4月10日から12日、15日から17日までを大湊基地、20日には本州沖を縦断し瀬戸内海三机、20日から5月5日まで呉基地、練習艦隊の根拠地へ戻り、5月7日に遠洋航海前に晴海埠頭へ。12日に晴海ふ頭を出港し横須賀基地へ入港、20日まで横須賀基地へ寄港する。これが今回の近海練習航海予定です。
外洋練習航海部隊は近海練習航海部隊に続行し出港し、マレーシアのコタキナバル、フィリピンのスービックへ寄港、4月27日に帰港予定です。江田島出港は幹部候補生課程修了敷くと昼食会に続き帽触れを行い、交通船等を利用し練習艦や護衛艦に乗艦、出港します。そして江田内はコの字型の地形ですので、江田島高田港等から出港の様子を一望できる。
江田島を出航する練習艦隊は単縦陣を組み出港してゆきますので、対岸からは観艦式や展示訓練のように艦隊の陣容を比較的近い距離で眺める事が出来ます。本年度予定の観艦式が中止となり、年次計画では地方隊展示訓練の予定も厳しいと仄聞しますので、艦隊出港は貴重な機会といえるでしょう。そして重要な点は今年度江田島出港が土曜日ということ。
練習艦隊出港は幹部候補生学校が置かれる佐世保から小用への位置では出港を真後ろからしか見る事が出来ません。そこで江田島市高速船の高田港付近から撮影する事となります。ここは呉駅前から橋を渡り撮影に展開する事も出来ますが、大きく島嶼連絡橋を迂回する為36kmと距離があります。一方広島市宇品港から江田島市高速船が運行されています。
練習艦のほかに、出港を航空集団の航空部隊が見送ります、P-3C哨戒機やP-1哨戒機とSH-60J/K哨戒ヘリコプターやTC-90練習機、MCH-101掃海輸送ヘリコプターが編隊飛行し、米軍機も参加、夏の地方隊展示訓練でもこれほどの編隊は中々、という規模です。撮影は陸地からですが、江田島まで遠出するに十分の迫力を一望する事が出来るでしょう。
さて撮影の話題。撮影は僅か数mの撮影位置が大きく撮影成果を左右する、とは観閲行進撮影の際にこれまでもお話しましたが、もう一つ、艦船の撮影という場合でも重要です。確かに、展示訓練を撮影する際に掃海艇では数m撮影位置が違えば下手をすれば右舷左舷ほど違ってしまう、と思われるかもしれませんが、勿論艦上での撮影も含みつつ、地上からの撮影も含む。
護衛艦や掃海艇が入港する際に、二隻以上が重なる瞬間、中でも単縦陣で重なる瞬間を撮影できますと非常に勇壮な写真を撮影する事が出来ます、多少画質が粗くとも、ピンボケが有ろうとも、良いアングルの写真には代えがたい。しかし、重なる瞬間を逃してしまうと、残念なものです。そして。単縦陣の撮影に王道は無い、という厳しい現実もあります。
単縦陣ですが、太平洋や日本海の真ん中ら名ばいざ知らず、入港ですと牡蠣筏を曳航する作業船やプレジャーボートに遊漁船などにより護衛艦や掃海艇は回避行動をとり、単縦陣を撮影できる適地が数十m単位で移動してしまうのです。そして民間船の動きは小型船程本当に予測がつきません。好い写真を撮影するには、早く走れるよう鍛える他ありません。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・3月17日:近海練習航海部隊/外洋練習航海部隊江田島出港…http://www.mod.go.jp/msdf/
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
木々に萌芽の息吹を感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか、練習艦隊の季節がやってまいりました。
江田島を出航する近海練習航海部隊は、練習艦隊司令官泉博之海将補指揮下、練習艦かしま、練習艦しまゆき、護衛艦まきなみ、へ第68期一貫幹部候補生課程修了者200名が乗艦します。同日出港の外洋練習航海部隊は第1護衛隊司令東良子1佐隷下の護衛艦あきづき、潜水艦みちしお、より編成され第70期飛行幹部候補生課程修了者36名が乗艦しています。
近海練習航海部隊は、明日江田島を出航し日曜日まで呉沖に遊弋、月曜日19日に大阪港へ入港し21日水曜日まで寄港します。22日木曜日から翌日23日までは三重県の鳥羽沖に錨泊、24日土曜日から四国の宿毛沖へ錨泊、30日金曜日から石垣島へ寄港、翌日出港します。艦隊は4月2日に沖縄本島勝連の沖縄基地へ入港、4月4日まで沖縄に寄港するとのこと。
佐世保基地へ続いて6日から8日まで、舞鶴基地へ4月10日から12日、15日から17日までを大湊基地、20日には本州沖を縦断し瀬戸内海三机、20日から5月5日まで呉基地、練習艦隊の根拠地へ戻り、5月7日に遠洋航海前に晴海埠頭へ。12日に晴海ふ頭を出港し横須賀基地へ入港、20日まで横須賀基地へ寄港する。これが今回の近海練習航海予定です。
外洋練習航海部隊は近海練習航海部隊に続行し出港し、マレーシアのコタキナバル、フィリピンのスービックへ寄港、4月27日に帰港予定です。江田島出港は幹部候補生課程修了敷くと昼食会に続き帽触れを行い、交通船等を利用し練習艦や護衛艦に乗艦、出港します。そして江田内はコの字型の地形ですので、江田島高田港等から出港の様子を一望できる。
江田島を出航する練習艦隊は単縦陣を組み出港してゆきますので、対岸からは観艦式や展示訓練のように艦隊の陣容を比較的近い距離で眺める事が出来ます。本年度予定の観艦式が中止となり、年次計画では地方隊展示訓練の予定も厳しいと仄聞しますので、艦隊出港は貴重な機会といえるでしょう。そして重要な点は今年度江田島出港が土曜日ということ。
練習艦隊出港は幹部候補生学校が置かれる佐世保から小用への位置では出港を真後ろからしか見る事が出来ません。そこで江田島市高速船の高田港付近から撮影する事となります。ここは呉駅前から橋を渡り撮影に展開する事も出来ますが、大きく島嶼連絡橋を迂回する為36kmと距離があります。一方広島市宇品港から江田島市高速船が運行されています。
練習艦のほかに、出港を航空集団の航空部隊が見送ります、P-3C哨戒機やP-1哨戒機とSH-60J/K哨戒ヘリコプターやTC-90練習機、MCH-101掃海輸送ヘリコプターが編隊飛行し、米軍機も参加、夏の地方隊展示訓練でもこれほどの編隊は中々、という規模です。撮影は陸地からですが、江田島まで遠出するに十分の迫力を一望する事が出来るでしょう。
さて撮影の話題。撮影は僅か数mの撮影位置が大きく撮影成果を左右する、とは観閲行進撮影の際にこれまでもお話しましたが、もう一つ、艦船の撮影という場合でも重要です。確かに、展示訓練を撮影する際に掃海艇では数m撮影位置が違えば下手をすれば右舷左舷ほど違ってしまう、と思われるかもしれませんが、勿論艦上での撮影も含みつつ、地上からの撮影も含む。
護衛艦や掃海艇が入港する際に、二隻以上が重なる瞬間、中でも単縦陣で重なる瞬間を撮影できますと非常に勇壮な写真を撮影する事が出来ます、多少画質が粗くとも、ピンボケが有ろうとも、良いアングルの写真には代えがたい。しかし、重なる瞬間を逃してしまうと、残念なものです。そして。単縦陣の撮影に王道は無い、という厳しい現実もあります。
単縦陣ですが、太平洋や日本海の真ん中ら名ばいざ知らず、入港ですと牡蠣筏を曳航する作業船やプレジャーボートに遊漁船などにより護衛艦や掃海艇は回避行動をとり、単縦陣を撮影できる適地が数十m単位で移動してしまうのです。そして民間船の動きは小型船程本当に予測がつきません。好い写真を撮影するには、早く走れるよう鍛える他ありません。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・3月17日:近海練習航海部隊/外洋練習航海部隊江田島出港…http://www.mod.go.jp/msdf/
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関