■防衛情報-ウクライナ情勢
地形を観ていて名寄周辺と似ている部分があるなあと思いつつ帯広周辺の自衛隊写真と共に現在のウクライナ戦況を追う。
ドネツク市周辺部の戦闘ではヴレミフカ周辺が新しい焦点となっている、ISWアメリカ戦争研究所は9月27日付ウクライナ戦況報告においてこの地域を担当するウクライナ軍旅団の副旅団長発言を紹介していて、ヴフレダール西方にロシア軍は突破点を模索、この突破点の焦点としてロシア軍が注力しているのがヴレミフカとのこと。
ロシア軍の攻撃は一日あたり三回から四回、一時間程度の間隔を空けて波状的に行い、装甲車両や軽車両など5両から10両を散発的に用いて攻撃を仕掛けているとしています。塔部戦線全体ではロシア軍は漸進はしているものの突破点を開けないのは、こうした要所にはウクライナ軍が防衛戦を這っているという実情があるようです。■
クルスク州ではウクライナ軍とロシア軍の戦闘が展開中です、ISWアメリカ戦争研究所が9月26日に発表したウクライナ戦況報告によれば双方で戦闘が続いているものの、双方ともに前進は無かったと分析しています。そしてクルスク州での戦闘にはロシア軍は精鋭のスペツナズ部隊を投入しましたが慣れない野戦に苦戦しているとのこと。
ロシア軍はクルスク州に、第83空挺旅団、第106空挺師団、そして第7空挺師団より第56空挺連隊、太平洋艦隊の第155海軍歩兵旅団、黒海艦隊の第810海軍歩兵旅団を派遣しているという。徴兵制をとるロシアでは徴兵要員は第一線戦闘に当てないという建前を維持しているため、ウクライナに侵攻していた空挺部隊などを引き抜いている構図という。■
ドンバス戦線チャシブヤール攻防戦について、ISWアメリカ戦争研究所は9月27日付ウクライナ戦況ほうこくほうこくおいてロシア軍はドンバス運河の渡河に苦労していると、ロシア側ミルブロガーの報告を紹介しています。ウクライナ軍はチャシブヤール戦闘において8月にドンバス運河を越えて撤退したことは過去ISWなどが報告していますが、その先は。
ドンバス運河撤退とともにドンバス運河そのものの渡河点となりうる地域へ防衛戦を構築しており、まもなく運河対岸の放棄から二ヶ月となりますが、ロシア軍はこの運河を渡れていません。加えてチャシブヤール周辺は森林に覆われており、ウクライナ軍はここを策源地としてロシア軍に対して主として無人機を駆使して優位に立っているとのこと。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
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ドネツク市周辺部の戦闘ではヴレミフカ周辺が新しい焦点となっている、ISWアメリカ戦争研究所は9月27日付ウクライナ戦況報告においてこの地域を担当するウクライナ軍旅団の副旅団長発言を紹介していて、ヴフレダール西方にロシア軍は突破点を模索、この突破点の焦点としてロシア軍が注力しているのがヴレミフカとのこと。
ロシア軍の攻撃は一日あたり三回から四回、一時間程度の間隔を空けて波状的に行い、装甲車両や軽車両など5両から10両を散発的に用いて攻撃を仕掛けているとしています。塔部戦線全体ではロシア軍は漸進はしているものの突破点を開けないのは、こうした要所にはウクライナ軍が防衛戦を這っているという実情があるようです。■
クルスク州ではウクライナ軍とロシア軍の戦闘が展開中です、ISWアメリカ戦争研究所が9月26日に発表したウクライナ戦況報告によれば双方で戦闘が続いているものの、双方ともに前進は無かったと分析しています。そしてクルスク州での戦闘にはロシア軍は精鋭のスペツナズ部隊を投入しましたが慣れない野戦に苦戦しているとのこと。
ロシア軍はクルスク州に、第83空挺旅団、第106空挺師団、そして第7空挺師団より第56空挺連隊、太平洋艦隊の第155海軍歩兵旅団、黒海艦隊の第810海軍歩兵旅団を派遣しているという。徴兵制をとるロシアでは徴兵要員は第一線戦闘に当てないという建前を維持しているため、ウクライナに侵攻していた空挺部隊などを引き抜いている構図という。■
ドンバス戦線チャシブヤール攻防戦について、ISWアメリカ戦争研究所は9月27日付ウクライナ戦況ほうこくほうこくおいてロシア軍はドンバス運河の渡河に苦労していると、ロシア側ミルブロガーの報告を紹介しています。ウクライナ軍はチャシブヤール戦闘において8月にドンバス運河を越えて撤退したことは過去ISWなどが報告していますが、その先は。
ドンバス運河撤退とともにドンバス運河そのものの渡河点となりうる地域へ防衛戦を構築しており、まもなく運河対岸の放棄から二ヶ月となりますが、ロシア軍はこの運河を渡れていません。加えてチャシブヤール周辺は森林に覆われており、ウクライナ軍はここを策源地としてロシア軍に対して主として無人機を駆使して優位に立っているとのこと。
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