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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-三条新町,春の七草粥ではなくビストロで心休め

2024-01-13 14:11:20 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 正月明けは七草粥で年末年始の御馳走その食べ過ぎた胃を休めるといいますが正月気分で御馳走を頂けたのは元日の夕刻までの十数時間であとは情報収集と分析など。

 2024年の始まりは、元日から地震が発生して松の内は明けぬうちに米英有志連合のイエメン空爆、ウクライナではロシア軍の侵攻が続きイスラエルはガザで練度の低さを火力で補い、そして本日の台湾総統選挙結果如何では下手をすれば台湾海峡有事になりかねぬ。

 トニックウォーターに生絞りのグレープフルーツを満たした濃いめのジンで一杯やらなければもう何ともできないような、そんな世の中ではあります。今年もストリチナヤのウォトカは我慢しよう、最近日本で流通しているのはラトビア産でロシア製ではないというが。

 ボンベイサファイア、青い透明な瓶に満たされた澄んだ色のジンにはビクトリア女王の肖像画が描かれていましてそう、日本は鎖国でパクスブリタニカの時代にはビクトリア女王が平和を願えば世界大戦だけは回避できたという遠い昔の時代を、ちょっと羨ましく思う。

 ピクルスの自家製、酸味の、ビストロではビネガーの風味というべきなのかな、歯応えと風味とで一口一口頂くお酒と、注文しました手間暇と共に美味しさを湛えた料理が出来上がるまでの幕間のように愉しむのですが、時事報道を示すiphoneから目を離す口実にも。

 ワイン煮のほほ肉がやってきました。VAPEURSさんはがっつりした料理もいろいろあるのですが、昔、もう20世紀の話か、凄く好きだったビーフシチューのお店があったのですが、閉店してしまい、そのお店の美味しいビーフシチューを何故か思い出す味わいなのだ。

 ビストロで頂くものは、がつがつ頂くのではなく、美味しいものをちょっと頂き、美味しいお酒をちょっと呑み、ちょっととちょっとで味の経験を重ねてゆく、という印象ではあったのだけれど、懐かしい味を全然違う場所で再会した様な感動も、とても嬉しいのです。

 牛ほほ肉のワイン煮にはワインを。ワインというものは、ぴんきりありますので、実はちょっとお値段的に大冒険する飲み物なのですけれども、此処は本日のワインというお手頃のものもありますから、銘柄とか考えず、マスターの御好意と目利きに期待しさて一献を。

 三条新町のビストロで静かにワインを傾けていますと、まあ、世界中大変な、いや日本も大変な時代となっているのだけれども、一方でそれ以上にこうした平和な日常も世界に日本に満ちているのだろうなあ、と思い、いまはこのワインを愉しむ事に専念しました。

 Brasserie-VAPEURS、烏丸三条から三条商店街の方へ歩んでゆきますと、けっこう早い時間から御店を開けて待っていてくれます、日曜日が定休日なのがこのお店なのですけれども、お散歩の際に偶然見つけて、ちょっと日常が愉しくなりましたものなのですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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