■防衛情報-ウクライナ戦争
戦闘機は似ているようで機種転換には自衛隊でもかなりの訓練を要しますが東側戦闘機から西側戦闘機への転換は更に難易度が高いでしょう。
ウクライナ空軍へのF-16戦闘機機種転換訓練開始が遅れている、ワシントンポスト東部時間8月11日1300時配信記事がその現状を報じました。ウクライナ空軍は現状では装備するMiG-29戦闘機がロシア空軍のSu-34戦闘機などに対抗できないとして、様々な装備を十全に性能発揮できるF-16戦闘機を渇望していますが、要員訓練の問題が大きい。
F-16機種転換訓練は既に英語に堪能なウクライナ空軍操縦士を派遣して準備していますが、この為にはジェット戦闘機関連の専門英語を4か月間にわたり履修しなければならず、機種転換には半年を要しますが、肝心の機種転換訓練を開始することが語学訓練の関係上来年1月からとなる見通しであり、F-16を運用開始するのは早くとも来年夏以降になるもよう。
■ポーランドベラルーシ
報道の中にはワグネルの戦闘員が異動しているとの未確認情報もあり緊張は続く。
ポーランド国防省はベラルーシ国境へ兵員2000名を増派し警戒を強めています。これはAFP通信は日本時間2023年8月9日2110時に配信した記事によるもので、ポーランドのマチェイワジク内務副大臣の発言を奉じたもので、ベラルーシからの大量のポーランドへの移民が押し寄せており、国境管理当局が国防省へ部隊派遣を要請したという。
移民の大量流入はポーランド国境地域での政情不安を誘発する攪乱工作に利用され、またEU欧州連合での対立を誘発する目的などが考えられるもよう。膨大な数の移民というのは具体的には今年だけで1万9000名規模であり、昨年の1万6000名を既に上回るとともに、先月だけでも4000名以上が越境を試みており国境地域の緊張が高まっています。
■ハリコフ州クピャンスク
結局は砲兵火力が重要だという事は自衛隊も学びせめて今ある装備を大切にすべきです。
ハリコフ州クピャンスク郡周辺の戦闘状況について、ISWアメリカ戦争研究所は8月10日、戦況分析を発表しました。ハリコフ州はクピャンスク郡でのロシア軍砲撃が激化しているとして、53集落からの市民退避開始を発表しています。しかし、これは砲撃によるものでISW分析ではこの地域でのロシア軍地上侵攻可能性について否定的見解を示しました。
クピャンスク郡は東部戦線北部に位置しますが、ISWは東部戦線中央部においては両軍とも小康状態を保っているとしており、逆に東部戦線南部ではドネツクとザポリツィア州境地帯においてウクライナ軍が攻撃を再興、モクリ川とヤイ川を渡河しウロジャイネ南西郊外へ前進を果たし、メリトポリ方面への攻撃を継続していると分析しています。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
戦闘機は似ているようで機種転換には自衛隊でもかなりの訓練を要しますが東側戦闘機から西側戦闘機への転換は更に難易度が高いでしょう。
ウクライナ空軍へのF-16戦闘機機種転換訓練開始が遅れている、ワシントンポスト東部時間8月11日1300時配信記事がその現状を報じました。ウクライナ空軍は現状では装備するMiG-29戦闘機がロシア空軍のSu-34戦闘機などに対抗できないとして、様々な装備を十全に性能発揮できるF-16戦闘機を渇望していますが、要員訓練の問題が大きい。
F-16機種転換訓練は既に英語に堪能なウクライナ空軍操縦士を派遣して準備していますが、この為にはジェット戦闘機関連の専門英語を4か月間にわたり履修しなければならず、機種転換には半年を要しますが、肝心の機種転換訓練を開始することが語学訓練の関係上来年1月からとなる見通しであり、F-16を運用開始するのは早くとも来年夏以降になるもよう。
■ポーランドベラルーシ
報道の中にはワグネルの戦闘員が異動しているとの未確認情報もあり緊張は続く。
ポーランド国防省はベラルーシ国境へ兵員2000名を増派し警戒を強めています。これはAFP通信は日本時間2023年8月9日2110時に配信した記事によるもので、ポーランドのマチェイワジク内務副大臣の発言を奉じたもので、ベラルーシからの大量のポーランドへの移民が押し寄せており、国境管理当局が国防省へ部隊派遣を要請したという。
移民の大量流入はポーランド国境地域での政情不安を誘発する攪乱工作に利用され、またEU欧州連合での対立を誘発する目的などが考えられるもよう。膨大な数の移民というのは具体的には今年だけで1万9000名規模であり、昨年の1万6000名を既に上回るとともに、先月だけでも4000名以上が越境を試みており国境地域の緊張が高まっています。
■ハリコフ州クピャンスク
結局は砲兵火力が重要だという事は自衛隊も学びせめて今ある装備を大切にすべきです。
ハリコフ州クピャンスク郡周辺の戦闘状況について、ISWアメリカ戦争研究所は8月10日、戦況分析を発表しました。ハリコフ州はクピャンスク郡でのロシア軍砲撃が激化しているとして、53集落からの市民退避開始を発表しています。しかし、これは砲撃によるものでISW分析ではこの地域でのロシア軍地上侵攻可能性について否定的見解を示しました。
クピャンスク郡は東部戦線北部に位置しますが、ISWは東部戦線中央部においては両軍とも小康状態を保っているとしており、逆に東部戦線南部ではドネツクとザポリツィア州境地帯においてウクライナ軍が攻撃を再興、モクリ川とヤイ川を渡河しウロジャイネ南西郊外へ前進を果たし、メリトポリ方面への攻撃を継続していると分析しています。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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