■防衛情報-ウクライナ戦争
機械化部隊の重要性というものは自衛隊が予算上棚上げしてきた問題です。
ロシア軍は地下要塞の建設を開始している、これはISWアメリカ戦争研究所10月24日付ウクライナ戦況報告においてハリコフ方面のウクライナ軍旅団報道官の発言を紹介したもので、この背景としてロシア軍は長期間にわたり機械化部隊による攻撃を実施していないため、冬期においての陣地構築に苦慮した結果、地下陣地を構築している可能性がある、と。
地下要塞、とは地下に数階分の陣地を構築する、この背景にはウクライナ軍旅団報道官の発言に、ハリコフ方面でロシア軍はほとんどの期間、機械化部隊を運用していないためで、厳しい冬期を地下にこもることで乗り切ろうとしている可能性があるとのこと。この日、ウクライナ軍はクルスク州のコレネヴォ南東で前進に成功したとしています。
ウクライナ軍のクルスク州逆攻撃は、ロシア軍によるハリコフ州再侵攻をうけてロシア軍に兵力分散を強要するために第二前線を構築したと繰り返し強調されていることから、ロシア軍がハリコフ州において機械化部隊による攻撃を行えないことは、ウクライナ軍の戦略目標が達成されたともいってよいでしょう。■
ポクロフスク周辺の戦況について、ISWアメリカ戦争研究所は10月24日に新しいウクライナ戦況報告を発表、これによればロシア軍は10月21日にポクロフスク南東のセリダヴへ大規模な攻撃を加えたとしています。攻撃はセリダヴの北方と東方と南方から攻撃を加えたが、ウクライナ軍は攻撃を阻止することに成功したとのこと。
セリダヴがこの時点でのポクロフスク周辺での激戦地となっており、ウクライナ軍はセリダヴへの攻撃を阻止するとともにセリダヴ北東のヴォロディフカ鉱山に構築されたロシア軍陣地へ攻撃を加え、これを奪還したという。他方でこの日ロシア軍はクレミンナ北西のノボサドベやシヴェルスク南東のヴィムカ近郊で前進したとのことです。
ポクロフスクへの攻撃について、ロシア軍は優先度を高く設定しているとされ、ウクライナ軍報道官の発表としてセリダヴ周辺にロシア軍は予備選力を集中、ただ、装甲車両を投入する頻度は少なく、基本的に歩兵部隊による攻撃を行い、発見した防御のうすい地域に第二次攻撃として歩兵部隊を更に集中する運用を行っているという。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
機械化部隊の重要性というものは自衛隊が予算上棚上げしてきた問題です。
ロシア軍は地下要塞の建設を開始している、これはISWアメリカ戦争研究所10月24日付ウクライナ戦況報告においてハリコフ方面のウクライナ軍旅団報道官の発言を紹介したもので、この背景としてロシア軍は長期間にわたり機械化部隊による攻撃を実施していないため、冬期においての陣地構築に苦慮した結果、地下陣地を構築している可能性がある、と。
地下要塞、とは地下に数階分の陣地を構築する、この背景にはウクライナ軍旅団報道官の発言に、ハリコフ方面でロシア軍はほとんどの期間、機械化部隊を運用していないためで、厳しい冬期を地下にこもることで乗り切ろうとしている可能性があるとのこと。この日、ウクライナ軍はクルスク州のコレネヴォ南東で前進に成功したとしています。
ウクライナ軍のクルスク州逆攻撃は、ロシア軍によるハリコフ州再侵攻をうけてロシア軍に兵力分散を強要するために第二前線を構築したと繰り返し強調されていることから、ロシア軍がハリコフ州において機械化部隊による攻撃を行えないことは、ウクライナ軍の戦略目標が達成されたともいってよいでしょう。■
ポクロフスク周辺の戦況について、ISWアメリカ戦争研究所は10月24日に新しいウクライナ戦況報告を発表、これによればロシア軍は10月21日にポクロフスク南東のセリダヴへ大規模な攻撃を加えたとしています。攻撃はセリダヴの北方と東方と南方から攻撃を加えたが、ウクライナ軍は攻撃を阻止することに成功したとのこと。
セリダヴがこの時点でのポクロフスク周辺での激戦地となっており、ウクライナ軍はセリダヴへの攻撃を阻止するとともにセリダヴ北東のヴォロディフカ鉱山に構築されたロシア軍陣地へ攻撃を加え、これを奪還したという。他方でこの日ロシア軍はクレミンナ北西のノボサドベやシヴェルスク南東のヴィムカ近郊で前進したとのことです。
ポクロフスクへの攻撃について、ロシア軍は優先度を高く設定しているとされ、ウクライナ軍報道官の発表としてセリダヴ周辺にロシア軍は予備選力を集中、ただ、装甲車両を投入する頻度は少なく、基本的に歩兵部隊による攻撃を行い、発見した防御のうすい地域に第二次攻撃として歩兵部隊を更に集中する運用を行っているという。
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