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京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【臨時情報】宮崎県沖日向灘マグニチュード7.1地震発生!九州四国津波注意報-気象庁南海トラフ地震臨時情報を発表

2024-08-08 17:05:53 | 防災・災害派遣
津波注意報発令
 津波注意報が発令中です沿岸部から離れてください。

 先ほど1640時頃、宮崎県沖の日向灘を震源とする地震が発生し気象庁は南九州と四国地方の沿岸部へ津波注意報を発令しました。沿岸部の方は十分注意してください。当初地震の規模はマグニチュード6.9と発表されていますが、その後の観測によりマグニチュード7.1と訂正されました。最大震度6弱、震度6弱が宮崎県日南市で観測されています。

 震度6弱が宮崎県日南市、震度5強が宮崎県宮崎市と都城市及び串間市及び、鹿児島県大崎町となっています。津波注意報では1m程度の津波が予測され、宮崎港では0.5mの津波が実際に観測されています。海岸線近くの方は海から離れ、海で遊泳中や作業中の方は海から出ることが呼び掛けられています。津波は地形により高くなることがあります。

 原子力発電所について、九州電力は川内原発について“地震による異常は確認されず”と発表しました。現地で確認された震度は4で2号機が運転中で1号機は定期検査のため運転停止中です。また四国電力も伊方原発 について“これまでのところ地震による影響なし”と発表しています。伊方原発は現在運転停止中で現地では震度4が観測されました。

 気象庁は1700時、今回の地震を受け“南海トラフ地震臨時情報”を発表しました。これは今回の震源域が南海トラフ地震想定震源域であり、マグニチュード7.1の地震は、スロースリップやプレスリップといった、前駆地震にあたり、この影響が東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震と同様の広域震源型地震に繋がる可能性があるため。

 “南海トラフ地震臨時情報”は、評価検討会を開き関連が生じ得るかどうかを評価するものです。気象庁は南海トラフ地震震源区域においてマグニチュード7以上の地震が発生した場合、一部割れ、といい南海トラフの一部がずれ動くことで、全体へ影響を及ぼす可能性があり、実際あの2011年東日本大震災においても同様の事例が観測されました。

 マグニチュード9の巨大地震となった2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震、その二日前にはほぼ同じ震源域において2011年3月9日にもマグニチュード7.1の地震が発生しています。一部割れ、にあたる事例では気象庁は、南海トラフ地震想定地域へ避難勧告は出さず、住民自身が確認の上、必要に応じ自主的な避難を行うよう呼びかけます。

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