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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-竜安寺道,第三〇〇回特集にベルギービールで乾杯

2024-08-17 14:44:41 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 舞鶴地方総監部のある京都府は府庁が所在します京都市にてビールの美味しいお店を皆さんに紹介したい。

 上陸ビール、という言葉が有りまして。麦酒と人類の関係を遡りますとエジプト文明のピラミッド建設労働者が支給されていた時代まで遡るそうですが、わたしは学生時代の成人したばかりの頃、蒸留酒は好きでしたがビールは苦手だったのです、此処を知るまでは。

 グルメ特集が300回を迎えることとなりましたので、節目に学生時代、憲法の先生に連れて行ってもらったお店を紹介しましょう、竜安寺道という嵐電から龍安寺に至る参道にあります、人によっては風景の一部として気付かず通過してしまいそうな、そんなおみせ。

 ベルギービールのリンデマンスクリーク、麦芽をつかっていませんから日本やドイツでは発泡酒扱いとなってしまうフルーツビールなのですけれども、これならビールが苦手でも大丈夫だろう、という、今では入手が容易なベルギービールではありますが当時は珍しく。

 リンデマンスクリーク、思えばビールの何が苦手なのかと云えば苦いからでも炭酸だからでも無く、蒸留酒一本槍であったものですから醸造酒の風味を愉しむ習慣が無かった、ということなのかもしれません、そこにこのこんこんと注がれた一杯は衝撃であったわけ。

 ポアロ、グルメと灰色の脳細胞で事件に挑む名探偵の出身地で生まれたビールなのですが、甘酸っぱい酸味と一呼吸おいて醸造酒の酒精がやってくる爽快感は、いまでこそ国産から外国産までビールを嗜むようになりましたが、考えれば旨いと思ったのはこの一杯から。

 克さん、このお好み焼きの克さんはお好み焼き屋さんですからもちろんアテにはお好み焼きを頂きます、店内にある巨大な鉄板のふちに沿って椅子が並んでいまして、大将さんが珠玉の技術で焼き上げたお好み焼きが完成と共に目の前に進んでくるという構図でして。

 しかし、何故お好み焼き屋さんにベルギービールなのかは謎なのですけれども、昔から品数はほうふで、いろいろ説明書きもあるのですけれども、こればかりは、まあ呑んでみてくださいよ、としか言いようがない。けれどもここで新しい味わいの扉を開くことは確か。

 オルヴァル、リンデマンスクリークは美味しかったのだけれども同じものを何度も注文するのは新しい味わいを知る機会を逸する事になりそうでいきではないなあとおもい、もう一杯は修道院で造られているという。何故か清酒白雪を製造する小西酒造が輸入している。

 お好み焼きは焼きあがるまで時間はかかるのだけれども、他の方、なぜかこの日は外国人ばかりというか日本人客わたしだけという最中、鉄板の上で具材が料理へ仕上がってゆくライブ感ある風景を眺めながら、ビールと頂くと不思議と時間が過ぎてゆくから面白い。

 世界のビールが揃うのかと問われれば、国産とベルギービールだけ、勿論種類は国産よりもベルギービールの方が豊富なもので、オルヴァルはリンデマンスクリークのような甘みのビールではなく苦味が効いたトラピストビール、完成したお好み焼きをアテとして。

 妙心寺を筆頭に龍安寺に仁和寺と等持院、京都の街中の古刹が並ぶ、そんな龍安寺斎宮町に、このお好み焼き屋さんはります。決して広い店内ではないのだけれども、新しい味わいの組み合わせと云いますか、美味しいとの出会いを求める方にはお勧めしたいお店です。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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