妻がテレビコマーシャルで感動したのか円成寺に行きたいということで、今回の奈良の旅の初めは、そこに行くことに決めた。八王子の家から圏央道、新東名、伊勢湾岸、国道25号線(昔の東名阪)を経由し山添町あたりから円成寺に迫る。奈良というと昔のイメージでは大阪・京都の奥というイメージで遠いところという感じだが、実際にこのルートだと実質6時間程度で行ける(途中の休憩を除いて)。
テレビコマーシャルの影響で混んでいるのではと想像したが、交通の便もあるのだろうか、実に静かで平安末期の浄土式・船遊式庭園は素晴らしかった。今年は浄瑠璃寺にも行ったが、浄土式庭園はその周りを祈りつつ散策するとこころが清らかに澄み通るようで感激する。静寂の中での小鳥のさえずりなどの影響もあるのだろうか。私はカトリック信徒であるがこころの奥底に、縄文時代から育まれてきたのか、浄土式庭園(これは、関西だけでなく東北にも多い)に激しく共感してしまう何かがあるのだろう。
U先生によると心の深層を一層二層と深めて行くと、最後には何もないと考える立場もある一方、愛そのものがある(何かがある)とする立場もあるとお聴きしたことがある。祈りつつ散策すると、何か温かいものが湧き起こるのは私だけなのだろうか。日常の中では忘れてしまう心の深層の愛というか。池の周りにひっそりと佇む古いお地蔵さんも象徴的だ。
そんな中、観光バスで来られた一団(紳士・淑女の集団だった)と混じりながら、入場券を購入してお目当ての運慶作の大日如来像を拝観する。最新の奈良の「祈りの回廊」の表紙を飾る国宝・大日如来は素晴らしかった。7世紀の金銅の仏様から日本では木造の仏様が主流になっていく。これは日本の縄文時代からの木や漆に対する特別な感性の結果なのだろうかと想像したりした。また、運慶のリアルな表現は12世紀の作品とは思えず、なんとも迫力があった。
本堂、春日堂、白山堂を拝見したが、藤原氏との深い関係も感じた。本堂にあった聖徳太子二才像が私にとっては、なぜか印象的であった。
なお、円成寺のCMがYouTubeに掲載されてましたので、参考まで。
こころの奈良 1/10
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森 裕行 | |
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