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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

夢を点検する (夢を育む 2/10)

2019-09-17 | 第四章「愛とゆるし」

 生まれてから、いろいろな年代で絶望感を感じることはあると思うが、60歳台になってからの絶望感はエリクソンが特別に述べているように重要問題なのだろう。60歳台以降。それは、人の誕生から死までを実感を持って理解できる年とも言えるだろう。繁栄と衰退の意味も、虚飾や愚かさ、いろいろ見えてくる年とも言える。

 今年行った津南町や十日町で拝見した火炎型土器の数々。縄文中期に雪の深い地方に爆発的に生まれた火炎型土器。国宝級の美。それが数百年・・・といった年月の中で消えていく。全く異なる感性というか、そういった縄文後期の土器に変身していく。それを目の当たりにすると、火炎型土器はいったい何だったんだろうと虚しさも感じる、土器ひとつでもそんな感傷があったりする。

 しかし、絶望感の冷酷な現状を救う知恵は、人類の知恵として脈々と流れているようにも思う。U先生がブログの中で語られてるが、代表的な知恵は次のようだと思う。「人は考えた通りの人間になる」。「人の身体は神の神殿」。「体験の解釈が世界を変える」。「真善美の世界を意識する」。今私が気にしている、「和解と平和」や「愛とゆるし」などのテーマも大切な知恵が見つかるかもしれない領域だと思う。

 エリクソンが言うところのもう一つの知恵はアイデンティティの問題である。信仰の世界はまさしくそれだろう。私はカトリックの信仰をもっているが、特に祈りは有難いと最近つくづく感じる。年をとってくると出来ないことが多くなるが、多分祈りは死ぬまで出来ることの一つである。若い頃は馬鹿らしいと思ったりしたものだが、そうではなくなってくる。神社・仏閣・教会・・こうした伝統ある祈りの場で祈り、それに感動したりすると違ってくる。

 この祈りで思い出すのは、自分の夢というか理想と現実の認識に関わる問題だ。絶望感を含めストレス曲線は理想と現実のギャップから生じる。そして、理想や現実の捉え方が感情の問題を解決するには重要なことに気づく。理想や現実は生きる限りついてまわるものだと思うが。それも、実は変わっていいものかもしれない。神仏の前でありのままになり祈る。そうしたときに、心の過度の防衛機制(抑圧、抑制、置き換え、合理化、・・・)は落ち着き、いままで舞い上がっていた理想が着地点を見つけ、こころの平安と生きるアイデアが生まれてきたりする。

夢を育む 2/10

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