トースターで焼きたてのパンができるということを先日教えていただき、今朝試してみた。初めてで決して成功したとは言えないかもしれないが、焼きたてのパンを小麦粉から作って(昨晩仕込む)食べるのは実に美味しかった。
さて、今日も生き甲斐の心理学の勉強会があるが、感情の勉強の基本に、「不安感(暗い感情と置き換えてもよいかもしれないが)と平安感。どちらが人間にとって本質か?」という問題がある。暗い世の中街に行けば如何にも明るい音楽やイルミネーションに満ちていて、まるで平安感が本質と思わず言いたくなる。しかし、本当だろうか。
簡単なようで難しい問題である。感情なので人から教えてもらうというより自分自身で経験を精査しないと分からない。どういうわけか、この問題を考えると小学校低学年の時に書いた自分の作文のことを思い出す。テーマは「夜のおつかい」だった。
父親に夜とうふを買ってこいといわれ、本当に暗い夜道を豆腐を買いに行った。怖いので走ると後ろから誰かが付けてくるようで、ますます怖くなり全速力で駈ける。やがて豆腐屋さんに着き、アルミの弁当箱に豆腐を入れてもらい何とか帰るが、親が確認すると釣り銭が間違っていて、もう一度行けと言われ行って帰る。そして、家に戻ったときに訪れる平安感・・・。
こんな事例を考えると、平安感は不安感が前提であることに気づく。降って湧く平安感はちょっと怪しいのでは。平安感は、不安感を何らかの努力?のもとで転換して初めて得ることができる稀な感情であり、不安感が人間の本質なのでは私は思うのだがどうだろうか。
コロナ禍で若干生活が変わってきた。それまでは本当に記号的な生活でテレビをひねり何となくニュースを見たり・・・。それが、朝起きて外に出て新聞を取りに行く。朝起きて昨日仕込んだパン生地を焼く。・・・何となく縄文的になりつつあるのではないか。もちろん、縄文時代だったら、火だねが消えていたら、時間をかけて火を熾さなければならないし、堅果類の粉を得るにも大変な灰汁とりが前提だ。スーパーで簡単に買えば良いと言うわけではない。
平安感は不安感にちょっとした五感体感を使い、どこか真善美にふれつつ得る感情のようだ。
7/10 明るく生きるには
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