田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

春の陽気 一歩後退

2014年04月03日 | 日記

4月3日(木)  曇り  冷たく強い風  一日中吹く

午前中は役場と社協を訪ねた。役場も新年度が動き出してはいるが、なんとなく落ち着かない空気を感じた。日曜日のイベントの打ち合わせを簡単に済ませ、昼前には山裾に戻ったが、町とは風の冷たさの違いを感じる。町へ向かう途中には梅の花や畑の脇で水仙が咲き出していた。それと比べると我が家の梅は堅く小さな蕾がやっと白く変化しているくらいだ。

一廻り庭を歩くと裏山との境の凹んだところで思いかけずにツルニチニチソウが咲き出していた。緑の葉が色濃く辺りの茶色とは別世界を決めている中に青紫の花。裏山から降りてくる鹿たちもこの緑の葉を美味そうだとしながら、猛毒があることが伝えられているようだ。しかし、この花のシベはどうなっているのかと覗き込むが見当たらない。子孫を増やすのはどうするのだろうか?

もう一つ目に入ったのは、去年の秋にダメ元で挿し芽をしたバラが芽をだしている。花束から好きなバラを抜き取り、季節外れの挿し芽、枯れてしまうのは承知の事だった。藁束で根回りを過保護のように覆い、風よけのフードにダンボールを立てた。今年の冬は前半が雨が少なく寒さも差ほどではなかった。2月は雪が多かったことで湿り気が充分に確保されたのだろう。赤い新芽を見ていると花弁の微妙な表情を想わせる。今年は花を着けなくても良いが、充分に株が育って欲しい。

畑の隅では蕗坊が食用から観賞用に姿を替えて、沢山の小さな花が顔を見せている。花の香りはどうなのかと地面に顔を着けると僅かに味噌汁に浮かべた春の香りに蜂蜜の甘さが加わったようた。

水仙はまだ花を開いていないが、もう一雨降ると確実に春を迎える準備が整う。

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