１２月９日（火） 快晴 やや西寄りの風 日中は温かな一日
昨夜の満天の星の予想どうり 今朝の気温はまた更新した
朝陽のでる前 遠くでワラを燃す煙 日の出と共に景色が変わった
ストーブにマキを入れ空気孔を開ける 瞬間的に音をたてて燃え出す
夕べ遅くまでかかって印刷した農地水の日当支払いの封筒 検めて点検
農閑期の水路や農道の維持管理11件で７３名への支払 会計係に託しひと息
ケーブルTVを見ると懐かしい顔 世話になった顔がある
画面は30年前 町のお偉方 開いたタイムカプセルの映像
あれから30年 出来てるモノ まだ途中のモノ 方向は今を向いている
家庭教育の在り方を語っているが 今やシツケも教育も区別無く 学校でと云う
30年前を自分に置き換えて見ると この町とは無関係 己の進路変更を再確認した
12月７日（月） 晴れ 一段と冷え込む朝 午後には 穏やかで暖かい
気分的に暮れとか師走の言葉がピンっとこない
モッタイナイを合い言葉のエコ・クラブ 年末の会議
気分を変え 場所を変えて 会議のあとに忘年会 の予定
ご馳走を前に野暮はモッタイナイと早々に話題は今年の振り返り
目の前のものを胃袋に流し込み 今年の振り返り 決算は充分な＋とか
１２月６日（日） 晴れ 風もなく 温かな 一日
昨年は11月から雪が降り始め計画が頓挫していた
集落各戸から男衆が道具をもち道に被さる木の伐採作業
チェンソー 草刈機 バックフォー 農村ならではの勢いを感じる
道際の斜面に生えた木 昔 ニンジン畑の支えにと植えたニセアカシア
１年で５～６０センチ以上丈が伸びる繁殖力旺盛な木 作業開始で切り倒される
モズが 倒された木を覗くように残る梢で縄張り宣言
倒れかけた太い枯れた樹 伐り倒す方向が難しい
あらぬ方向に飛ぶ枝 注意の声がかき消される
切り払いを終え 残る小枝を片付け道を開く
４時間の作業 次は何年先になるのだろう
１２月４日（金） 曇り 雪 強い風 晴れ 冷たい風
午後の検査時間に合わせ 昼飯はシリアルですませた
１８ヶ月ぶりの視野検査 俺はこの機械とは相性がよくない
加齢に比例する視野 機械が更新されることで俺の視野は反比例
検査後の中途半端な心に 看護婦さんの言葉が慰めのように聞こえる
車のドアに差し込んだキー運転席で探し廻ったが あれは視野狭窄ではない
朝 どんよりした空 日の出時刻を過ぎても暗い
更に暗さが増すと雪が降り出し 強い風に煽られ縦縞に
ストーブの温もりが安定してくると 部屋の花も明るさを増す
大柄のシンビジューム 見事に咲いても受粉を助ける虫たちは来ない
白い雲が漆黒に変わるこの季節 雷鳴こそないが越前の鰤起こしを思う
１２月２日（水） 快晴 時折ふく冷たい風が心地よい 温かな一日
昨日のつづき 畑の堆肥まき ヤマブドウ ブルーベリー ブラックベリーの剪定
他にも イチジクの冬囲い ハスカップ ウメ プルーン 枝を払った
こうしてみると大層な果樹園だが収穫は僅か 数粒を口にする
果樹は消毒すれば実が採れるの声 薬着だと虫は来ない
足元のタンポポにヒメアカタテハ 腹を螺旋ってパチリ
外仕事となるとメシも外 野良メシはすこぶる気分が良い
人工的に描かいた空と焚き火を添えてメシとする
避寒で家に入れたシンビジウム ２日で開花
エルニーニョの影響か夜明け前も温い
明日は雨だと浅間山が知らせる
１２月１日（火） 晴れ 午前中 無風で温か 夕方には冷たい風
夜半に鹿の雄叫びで目を覚まさした 寝付けないまま朝
浅間の麓を埋め尽くす雲海 朝陽が差し込むと生きモノに変わる
朝一番で冬支度 風知草の刈取り 毎年のこと一日で終わらせたい
意気込みは戦闘態勢だが今年も出足が遅れ 更に突然目の前に 腰が引ける
蛇の抜け殻で慎重に行動 昼飯の呼び込みに呼応 メシ前の作業は行程の三分の一
俺的昼は戦闘メシ 手にしたメシはイメージが違い焼メシに野菜スープ
直感的に“明日があるさ”にモードを変更 更にスープに餃子
ロケットストーブを持ち出し 湯沸かし準備薪をいれて着火
風知草の刈り払いもピックニック 食後のコーヒーをする
ノンビリグッタリしながら午後4時 休戦 明日は第2戦
