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モンテディオ山形の件22

2015-10-31 00:08:44 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 前節、ついにJ2山形がJ2降格となりました。4年前に降格が決まった同じ神戸で。またしてもプレーオフ昇格チームの1年での降格です。4季ぶりにJ1で戦った山形さんの降格が決定。第2ステージはわずか9得点で、昨シーズンはGK山岸選手の劇的なゴールで磐田さんを破るなど、昇格プレーオフを制したが、大分さん、徳島さんに続いて1年で逆戻り。勢いで一発勝負は物にできても、J1では戦い抜けないことを証明。それでも石さんこと、石崎監督の続投が同時に発表されました。来シーズン再びJ1チャレンジするのですね。
 こうして毎年降格していく姿を目の当たりにすると、プレーオフって何なの?と思います。ただ、昨年自動昇格した山雅さんもまずい状況です。本当にJ1での戦いは厳しいし、その厳しさの中で、J1残留を決めた湘南さんはすばらしいと思います。その山形さんの情報ですが、ピックアップしたものを抜粋して紹介します。
   
【山形新聞】
 J1山形が残留を果たせなかった最大の要因は、決定力不足。現在の総得点数は最下位甲府の22点に次ぎ、2番目に少ない23点(1試合平均0.72点)。最後まで攻撃の精度が改善されず、絶対的エースの不在が影響。J2だった昨季の総得点は22チーム中4位タイで得点力が高い訳ではなかった。J1に復帰しても当初のFW陣の顔触れは変わらず現有戦力で挑んだが、32試合を消化し無得点は15試合。J1とJ2との差は最後の質の高さと中島選手のコメント。シュート数339本は全18チーム中9番目だったが、それに比例した得点数に達していない。
 それに対して11位の甲府さんはどうか。最下位に沈んでいた前期途中に長身のFWバレー選手を獲得。バレーをワントップに据え攻撃の起点をつくり、堅守速攻の色を打ち出す。的確な強化策を図り、チームとして得点力アップへの戦術が明確化。目指すサッカーは違えど、甲府さんは浮上のきっかけになった好例。また、試合内容は対戦相手のプレースタイルに左右され、パスワーク主体の相手には前線からのプレスが機能し、高い位置でボールを奪って攻撃へ展開。引いて守る相手には攻め手を欠き、蹴り合いの展開も陣形をコンパクトに維持できず苦手に。サイド攻撃はクロスの精度と縦への推進力を欠き、ウイングバックの躍動感は今ひとつ。

 一方守備は安定していない。守備面では総失点数47(1試合平均1.47点)で、J1川崎と並び5番目に多い。失点ゼロは10戦と健闘したが、3点以上取られた試合も9戦。調子の波が激しく、後期はカウンターでの失点が増加。4年前の降格時よりは前線からの献身的な守備など、J1でも通用した部分は少なからずあるとか。J2の6位からプレーオフを制し、4年ぶりのJ1復帰だったが1年で降格。フロントを含めたチームとしてJ1の舞台で悔いなく力を尽くせたか検証は必要。J1に定着するためにはチームの方向性、育成を見据えた選手の将来性を考え、明確なビジョンを持っての再昇格が重要になると締めくくっています。
山形新聞該当記事:http://yamagata-np.jp/news/201510/28/kj_2015102800610.php

 J1残留へ向け、十分な補強ができたかは疑問とありました。今シーズンの強化費はおよそ5億5千万円で、守備を重点に6選手を補強したが、昨季から課題だった得点力不足を補うFWの獲得は無かったとか。
 当ブログとしては山形さんは昔から、特に好きなクラブの一つです。何しろ、数年前までは運営会社ではなく、公益法人で運営していましたから。選手による社会貢献活動も、ユメセンの前からずっと実施されており、なるべくコーチを派遣したがる場合とは大きな違い。当ブログでは、公共財としてこの選手を率先してか、地域目線になれずに、なるべくコーチかが、評価のラインと認識しています。後者はいくら経営の数字が良くても、百年残るのはちょっとしんどいかなと個人的に思っています。
 山形さんといえば、経営に有力なコンサル会社が入っているはずですが、J1残留までは力を発揮できなかったようですね。見方はいろいろありますが、コンサル会社が入っていなかったら、J2の10位前後をいつもうろうろされていたかもしれないし。
 また、来年に石さんこと石崎監督がCスタにやってくるのですね。将来的にJ1昇格請負人監督として、岡山をJ1に上げてもらいたい監督の1人が石さんです。個人的妄想ですが。
J2山形関連:22 / 21 / 20 /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  

コメント
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