統計学の中に期待値という概念がある。
ある高校の数学の M 先生は宝くじの期待値を計算して見せて、その期待値が小さいことから、宝くじなんて買うものではないと授業の中で触れたという。
生徒たちの反応は「先生は夢がないねぇ」というのものであったという。それはある意味で予想された反応でもあったろう。
それを聞いたとき、私の思ったことは期待値は宝くじを計画して売る側の利益を得るために必要なものであろうとの推測であった。
統計学上の概念としての期待値もそれを宝くじを買う側だけから見たら、それこそ夢のないことになってしまう。
本質はそれを計画して利益を得ようとする方たちのものであるということである。
別に私はごりごりの社会主義者ではないが、学問の概念(この場合には数学の概念であるが)は市民一般の大衆のためだけでは、決してないということを示している。
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