温度に関する数値を少し述べてみよう。
冬になるとその室温として、23度が目安になろうか。このとき温度は日本ではいわゆる摂氏である。23度の室温なら、暖かいと感じるであろう。これはもう半世紀近くに滞在したドイツの冬の室温が23度に設定されていると聞いていた。
夏の場合でも23度を越えると暑さが厳しいと感じるが23度以下だとなんとかやり過ごせると感じる。もちろんそのときに大いに湿度も関係はするのだが。25度を越えるとさすがに夏日だと感じてしまう。特に日本の夏は湿度が高いので暑さがますます厳しく感じられる。
そういえば、最近妻から快適な睡眠のための布団の中の温度は33度だとか聞いた。室温がホテル等で設定できるときでも室温を23度に設定すると布団の中ではもっと高くなるらしく、布団から足を出してしまうというような結果になる。だから睡眠中はすこし室温を下げておかないと結局安眠できないことになろうか。
温度一つとってみても、なかなか難しいことではある。
2030年か2050年に地球上の気温が1度か2度上がるだけでも大変な気候変動に影響を与えるそうだから、温度に関する問題は繊細だが、これは致し方がないのだろう。
だからと言って、核分裂による原子力発電が許されるという状況にはないということも付記しておきたい。これはこれで別の大きな問題がある。
(2024.7.15付記)私は大学に在職中には原子炉の原理とかを10年くらいだが、教えた経験をもつものであることだけ付け加えておく。