岩波書店の雑誌「図書」10月号を読んでいたら、数学者・時枝正さんのエッセイにmoonlightとmoonshineという語がでてきて、moonlightは俗語で「内職」の意味があり、moonshineには「密造酒」の意味があると書かれてあった。
それですぐに小学館のProgessive英和辞典を引いてみたら、名詞としてのmoonlightの訳に内職はなかったが、動詞として「(夜間に)アルバイトする」という意味が出ていた。
moonshineの方は「密造酒」が訳の最初に来ていて、「月光」という私たちには普通と思われる訳は3番目に来ていた。
「月の光」という曲をピアノで(?)弾いていると、時枝さんの小さな息子さんがベートベンの「月光」弾けと注文がつくという話のところにこの話が出ている。
時枝さんという人がどういう人かよく知らないのだが、フランスで高校時代まで教育を受けて、その後イギリスで大学教育を受けた国際的な方らしい。