俳優さんの仕事は演劇や映画やテレビのドラマの役を演じることである。もちろんその時に自分の表情を表すことが大切になる。
それだけではなく、役の上のセリフを覚えて、それを役の上の本人になりきって話ことが必要である。それだから、セリフを覚えることが役の上の必要であるし、一つの大切な仕事となる。
あまりそういうことを考えたことがなかったのだが、外国語学習というのもある種の俳優さんの仕事と似ているのだなと昨日思い始めた。
もちろん、外国語をまなぶというのはそう簡単なことではないが、慣用の言い回しRedewendungenを覚えるのはやはりちょっとした俳優役をすることと通じるのではないかと思った。
もっとも俳優さんの場合には相手のセリフが理解できないということは想定されていない。だが、外国語での会話では相手の言った言葉がわからないということが起こりうる。
それでなかなかむつかしいところもあるが、ちょっと言い回しを覚えるというところでは外国語を話すというのは俳優を演じることと似ているのではないかと、その類似性に思いいたった。