物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

Lieber rot als tot

2020-07-31 12:12:52 | 本と雑誌
Lieber rot als tot は直訳すれば、「死よりも赤を好む」とでもなろうか。

しかし、それでは意味が通じない。これはイギリスの有名な哲学者だったバートランド・ラッセルの発言だと言われている。

ラッセルはイギリス人だから、(I hope) rather red than deadとでも言ったのだろうか。真意は「貧乏で死ぬくらいならば、社会主義のほうを望む」とか選ぶとか言った意味だろう。

英語のversinonならredとdeadとdの音で終わっているし、ドイツ語のversionならrotととtotとtの音で終わっているところがヨーロッパの言語らしい。

ドイツの教会かどこかで会ったドイツ人に

 Sprechen Sie lieber Englisch als Deutsch ?

とか聞かれたことがある。即座に

 (Ich spreche) lieber Deutsch (als Englisch). (注)

と答えられたかどうかは覚えがないが、たぶんそう答えたのだろう。

英語を使った記憶はないから。これは別にきざなわけではなく、英語は話せないからである。

(注) 会話ではカッコ内は省いてもいいだろう。  

知らなかった英文法

2020-07-30 10:41:31 | 本と雑誌
無料配布のRiqという新聞がある。

その新聞の本日号に今まで全く知らなかったことが書かれていた。これは仮定法現在についての英文法である。

つぎの英文を見てください。

I  demanded  that he (       ) me back the money right away.

この(    )の中に入る語の候補として
(A) pay
(B) pays
(C) paid
(D) had paid
である。
答えは(D)は論外であるとして(B)か(C)であろうと思うのが普通であろうが、実は答えは(A)であるという。

いやはやこんなことを80歳を越えた現在でも知らなかった。
仮定法現在の「提案、要求、希望」を表す文章ではdemand, desire, suggest, recommendなどの動詞を使うが、この動詞のあとのthat節の中では動詞は常に原形を使うという規則がある。

それでpaysではなくpayとなるという。イギリスでは「should+原形」となるそうなので助動詞があれば、動詞原形はわかるが、何もなしで動詞原形だとは驚いた。



外角のモーリーの定理が解決した

2020-07-30 10:32:22 | 数学
外角のモーリーの定理が解決した。

結局A, U, C, Rが共円であることが証明できないと思っていたのだが、簡単に証明できたので解決した。

A, U, C, Rが共円であることが、なかなかわからなかった。どうもうまくいっていることは確認できるのだが、もうひとつしっかりと証明できなかった。

実はあとから考えるとすでにそのことは証明できたも同然ではあったのだが、きちんとその事実に気がついていなかった。わかってみれば、なあんだというような話である。

昨日、別の証明をM先生からもらっていただが、その証明を見たのは今日になってからである。



外角のモーリーの定理にまだ引っかかっている

2020-07-29 13:36:34 | 数学
外角のモーリーの定理にまだ引っかかっている。 M先生に私の引っかかっている点について尋ねたが、どうも発見的な推論であって、きちんと論証できているわけではなさそうだ。

私にしてもほとんど同じ状況である。4つの点が一つの円周上にあることを仮定すれば、求める関係が得られるが、それを仮定するところがいけないと言われればまさにその通りである。

いまもそれについていろいろやってみているのだが、どうもうまくいかない。

だいたい私などは平面幾何学に対してあまり関心がないので、こんなにある定理の証明にこだわるのは実は生まれてはじめてである。

もっともこのモーリーの定理関係の原稿は9月発行の数学・物理通信のどれかの号に掲載するつもりであるから、これはM先生の論文で私の論文ではないが、いまがちょうどその論文を洗練する時期ではある。





東京だけの問題ではなさそうだ

2020-07-28 17:31:04 | 本と雑誌
いや何がと言ってもちろん新型コロナウイルスの問題である。

私の住んでいる愛媛県でもそろそろ感染が広がりそうである。私たち年寄はどこにも出かけないで自宅でじっとしているしかやりようがない。

まだ今年は梅雨が明けないが、明けたら明けたで強烈な暑さがやって来るのはまちがいがない。

この調子だと8月22日に高松で開くことが予定されている徳島科学史会もリモートでの開催となりそうである。

若い人には新型コロナウイルスで死亡する例はすくないが、80歳を越えたロートルではコロナにかかって死ぬ病になるともわからない。

7月は私のうちでやっている雑談会を4か月ぶりに開いたが、8月は休みに毎年しているが、9月にはまた開けそうにない。はやくワクチンができる以外に方法がない。


外角のモーリーの定理はわかったと書いたが、

2020-07-28 10:09:19 | 本と雑誌
外角のモーリーの定理はわかったと書いたが、またM先生からその補足が送られてきてそれがまたわからない。

4点が円周上にあると書かれており、理由も書かれてあるのだが、それが成り立つのかどうかわからないのである。

書いたM先生にお尋ねするのがいいのだろうが、この前の外角の誤解もあったのでちょっと聞くのが恥ずかしい。

それでどうしようかと思っている。

外角のモーリーの定理がわかった

2020-07-27 10:06:47 | 数学
外角のモーリーの定理がわかった。というのもM先生の証明がわからなかったのだが、昨日は日曜日だったので、妻にそのわからなさを話したら、私が三角形の外角という語をまちがって理解していたことがわかった。

その誤解が解けたら、なんことはない。外角のモーリーの定理の証明はやさしいものだった。

長い間、三角形の外角という語をまちがって理解していたのには理由がある。しかし、根本は私が幾何学をあまりきちんと学ばなかったことが根本の原因である。

外角のモーリーの定理

2020-07-25 16:50:51 | 本と雑誌
なんでもたいていインターネットを検索したら出てくる今日この頃だが、「外角のモーリーの定理」のでて来ない種類の情報である。

したがって、その証明を武藤先生に書いてもらったのだが、それをまだ私が理解できない。

また新しく証明をしてもらったのだが、それもまだわからない。困った。困った。

なんでもわかるようになってそうでそうでもないという種類の事柄もあるのである。

昨日はランクが1000番台に近かった

2020-07-25 13:30:26 | 本と雑誌
いまちらっと昨日のアクセスの回数をみたら、ランクが1000番にかなり近かった。これは珍しいことである。

大体よくても2000台の後半で普通は3000番台か4000台である。それが突如として1000番にかなり近いとはびっくりである。

これは私の在り方が違っているのではなく、関心を持った人がちがっているということである。

もっともこういうことは普通ではないので、特別な現象である。

マルクス主義は復権しているのか

2020-07-25 13:16:08 | 本と雑誌
これは技術論との関係で経済関係のインターネットの説明を読むことが最近増えている。

昨夜もある本を読んでいて下向法という言葉が出てきてそういう日本語はあるかと妻に尋ねたら、スマホで調べてくれた。

そういう語が確かにあるらしい。上向法と下向法で対になって使われる用語らしい。

分野がちがうからしかたがないのかもしれないが、あまり聞いたことがない用語に触れるとそれは日本語かと疑ってしまう。

それに関係してちょっとその関係の用語を見たら、マルクス経済学でないといけないのではないかというような論説というか説明が見られた。

どういうにマルクス経済学で国家なり、自治体なりを立て直していくという話まではされていないので、ちょっと無責任なもののいいようである。

条件的にそういう状況ではないことをご存知で書かれているのだろうか。

現代の社会でなら、むしろ修正資本主義とでもいうのだろうか、共同組合運動を盛んにしていき、資本主義のあり方を是正するしかなのではないか。それはあまり画期的な話にはならないが、それぐらいしか私にはアイディアは思い浮かばない。

いや「いますぐに実現可能な方法ならば」という意味である。


スーパーシティの話

2020-07-24 11:49:02 | 本と雑誌
スーパーシティの勉強会が昨日zoomで行われた。

ある方の1時間ほどのレーポートのあとでフリーな議論があったのだが、議論が深まったという気はしなかった。

ことがことであるだけにそれほど皆さんの考察が深まったということはなかったのだろう。

私自身が関心をもっているのはそういうスーパーシティの防災上の備えがどうであるかという点にある。日本国において災害をまぬかれる都市をうまくつくれるというのはかなり幻想に近いだろう。

もちろん、スーパーシティの自治制度や民主主義とかプライバシーとかの問題はもちろんある。しかし、そういうことはある意味で当然のことであるが、それに加えて防災上の備えがどうであるかに私の大きな関心がある。

経産省かどこかの構想ではもちろん防災のことは10いくつかの重点項目のうちに入ってはいる。しかし、たぶんこれが最重要とは考えられていないと思う。 

アベノミクスと言われている経済政策の一番の要点はゆるやかなインフレを起こして、経済を活性化させ、国の財政赤字を軽減しようという考えである。

そしてあわよくば、世界の各地に散らばっている、日本の投資のいくつかをもう一度国内にもどすという考えもそこには潜んでいる。

お金を市場にじゃぶじゃぶ出しても投資にはほとんど回らない現状をスーパーシティに投資をすることによって経済を救おうという構想が見られるように思われるのである。

資本主義もここまで行って行き詰っているという感がつよい。







「四元数を発見法的に導く」

2020-07-22 13:34:37 | 科学・技術
「四元数を発見法的に導く」というコラムを書いている人を見つけた。

Sota Asai(爽太? 浅井)という技術者である。会社はよくわからないが、Moff Engineeringであろう。

私の著書『四元数の発見』(海鳴社)の第2章にしたがって「四元数を発見法的に導く」ことを要領よくされている。

ここでそれを再現できないので、関心のある方は「四元数を発見法的に導く」で検索して見てほしい。まったく要領よくまとめてある。

私はこういうふうな評価を前から期待していたが、すくなくとも私の著書に関してその書評等で見かけることはまったくなかった。

日本のエンジニアはそういうことにはまったく無関心なのかと思っていた。そしてそのことは、いわば日本の技術の底の浅さを表しているのではないかとまで思ってきたが、すくなくともそういう方ばかりではないことを知った。



スーパーシティとは何か

2020-07-22 12:12:46 | 本と雑誌
あるグループのスーパーシティのリモートの勉強会の参加を勧められている。

ついさきほどまでスーパーシティについて何も知らなかったが、ちょっとインターネットで検索して少しはわかってきた。

あまりにスーパーシティは日本の行政とかけ離れた感じがするが、立地条件のところがあるのだろうか。

日本は台風とか地震とか大雨とか自然災害の多いところである。そういう防災に対して強い立地条件のところあるのだろうか。

トヨタがそういうスーパーシティ構想を年明けだったかに発表したことは覚えている。しかし、そんな夢のような話が進んでいるとはついぞ思わなかった。

スーパーシティが実現したとして、そこに住む住民のいろいろなデータが国か自治体に完全把握されるようなこともあるらしい。

それは市民社会としては脅威ではないのか。いいこともあることはたしかではあるが、どうも弊害もありそうである。

そこらあたりがどう構想されているのか知りたいところの一つである。それと防災の点でどうであるかも関心事である。

さて、明日の午後の話はどういう展開になるのか予想がつかない。

phtomathは何を目指すか

2020-07-21 10:47:27 | 数学
phtomathは何を目指すか。

学校での数学の勉強法を変えなくてはいけない時代に入ってきた。もっともそれはまだ初期の段階ではあろうが、数年もたてば状況はもっと変わるだろうから。

要するに計算をするということは人間のすることではなくなる可能性がある。

すでに数式処理の普及で何を学校で教えるべきかということを真剣に考える時期には来ていたのだが、まだ数式処理をだれにでも自由に使える状況ではなかった。

しかし、高校学校の数学については問題を解くことは人間のすることではなくなったかとも思われる。試験というハードルはあるのだが。

数式処理は計算の途中経過を示さなかったけれどもその途中経過も示すというソフトでphotomathはあるということだ。

photomathのインタネットでの説明のコピー

2020-07-21 10:33:51 | 数学
photomathのインタネットでの説明のコピーを下にあげる。これは当ブロガーの勝手なコピーである。その点は用心してください。下の説明の中に2か所だけかっこの中に注をいれておいた。もっともこのソフトの目的は何なのか。 very interesting !

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