どうも3月になるという心の準備が私にはできていない。別に特別な準備がいるわけではないであろうが、それでももう3月とは月日の経つのは早い。
本を読むことは最近ちょっとよくしている。先日に県立図書館に返却した「昭和後期の科学思想史」は関心のあるところだけだが、2回ないし3回読んだ。
こんなにくり返し本を読むことは私には珍しい。いまは吉岡斉さんの古い本『科学者は変わる』を読んでいる。もっとも私のあまり関心を引き起こさないところもあるのだが、それでも全体を読んで見ようと思っている。
どうもはじめから順序よく読むことができない性質なので、自分の関心が持てるところから読んで他の部分を読むようにしている。どうも推理小説を終わりの種明かしの部分から読むような興ざめの感じもあるのかもしれないが、どうも本を初めから読むことなど大分以前からできなくなっている。
今年になってから一種の数学の本である、『不思議な数eの物語』(岩波書店)なども一番終わりの章のひとつ前の章から一つづつ前の方の章に帰っ育読み方をして、かなりの部分を読んだが、その後止まっている。