昨日NHKのテレビ英語会話(コロンビア大学外国人向け英語コース)を見ていたら、American Essay の書き方ということで、講師の先生が説明をしていた。それを急いでノートをしたのでここに記しておく。
こういう風な指導を受けたことが私にはない。昔、30年くらい前にフライブルクのGoethe Institutでドイツ語研修を受けたときに手紙の書き方を教わった。中学か高校の国語の時間に手紙の書き方を習ったようには思うが、それは忘れてしまっていたのでその後の私の手紙の書き方は基本的にそのときの書き方である。
ところでエッセイの構成と書き方は以下の通りである。一応訳はつけたが、誤訳があるかもしれない。
エッセイは大きく分けてつぎの3つの部分から構成される。
1. Introduction (序論)
2. Body (本文)
3. Conclusion (結論)
さらにそれぞれの部分はつぎのような構成要素からなる。
1. Introduction
(1) Hook (導入)
(2) General Statements (一般的記述)
(3) Thesis (主題)
2. Body
(1) Topic Sentence (主題となる文)
(2) Support (上の主張を支持する事実)
(3) Concluding Sentence (締めくくりの文)
3. Conclusion
(1) Restatements (言い換え)
(2) Advice / Warning (助言/ 警告)
(3) Summary (要約)
(4) Something to think about (さらに考えるべきもの)
これらのエッセイを書くときにはつぎの5つの点SAFERに注意して書くといい。
S: Statistics (統計)
A: Anecdotes (挿話)
F : Facts (事実)
E: Examples (例)
R: Reasons (理由)
なるほどなかなか実践的な方針である。私は文章を書くときに行き当たりばったりに書く。
もちろん、後で何回も読み返すので順序を入れ替えたりはするが、あまり考えないで一気に書く。その辺がこういう方法とは違うようである。
もっとも若いときはKJ法にならって、思いついたことやキーワードを小さな紙片に書いて並べてその順序をいろいろ考えたりはした。そのうちにそんなことをしないで文を書くようになった。進化したのかそれとも退化したのか、それはわからない。