アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

ヘクソカズラ(屁糞葛)の花

2010-08-03 | 植物

大堀川の草むらの中・道路のわき・空き地のフェンスなど、あちらこちらでヘクソカズラ(屁糞葛)の花が咲き始めた。
可愛い花に似合わず可哀想な命名だが、この臭いをかげばみんな納得!
アカネ科 ヘクソカズラ属
別名「サオトメバナ、ヤイトバナ」
撮影2010年8月2日午前6時ころ
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  藪を覆い隠すように、というより、自分自身が藪をつくっているようなヘクソカズラ(屁糞葛)


  花も蕾も賑やかなヘクソカズラ(屁糞葛)の一族


  ヘクソカズラ(屁糞葛)の花。白い細い虫のように見える雌しべの花柱。花冠の筒のなかにはたくさんの腺毛が密生。


  拡大してみると


  ヘクソカズラの花を横から見ると


  ヘクソカズラの花冠が落ちた後には萼が残り、萼に包まれた子房がどんどん成長して果実ができていく。

・別名の「サオトメカズラ」は、花が田植えをする娘の帽子に似ていることから。
・別名の「ヤイトバナ」は、花の中央の色をお灸(ヤイト)の痕に見立てたもの。
・生育地はやぶ・土手。
・花色は白色、中央部は紅色。
・花のつき方は、枝の先や葉の脇にまばらにつく。
・花びらは浅く5裂、両面に毛がある。
・葉のつき方は対生。
・茎はつる性で右巻きで数mになる。
      参考文献 山渓「ポケットガイド野の花」