森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

雪月花

2021-01-28 23:37:59 | 梢は歌う(日記)

雪に慣れていない関東は、ちょっとの雪が積もっても、かなり困ります。はっきり言って喜ぶのは子供と犬と、ちょっと好奇心の強い猫ぐらいなんじゃないかなと思うのです。

ところが少々の雪などは、特に今日突然に振り出した牡丹雪などは、たぶん積もらないだろうなと予測され、家の中にいてさしあたっての予定の無い私などは、まるで子供のように嬉しくなるってものです。本当に子供たちは、積もらない雪はがっかりだと思いますが。

「降ってる~、綺麗だわ~」

空を見上げて

その絶え間ない動きと、空を覆い尽くしている雪を、じっと見つめてしまうのでした。

思わず、これに紛れて、何か違うものが空から落ちてきてはいないのだろうかと、思ってみたり・・・・・・

 

しかし、昨日は同じベランダから、月を見たばかりだったのに。

本当は、今日が満月だったのですね。そして1月の満月は「ウルフムーン」と言うのですってね。

だけど昨日のまだ明るさが残っていた夕方の5時頃、友人と歩いていた私は、大きな薄い色の月を見つけて言いました。

「きっと陽が落ちて暗くなったら、今日の月はとっても綺麗よね。」

「同じ時間に一緒に見ようか。」

「じゃあ、8時に一緒に見ましょう。」

一緒にと言っても、別々の場所で。

同じ時間に空を見上げる二人。

なんだか恋人同士の約束のようですね。

だけどやっぱり、そこは恋人同士ではないので、

「あっ、もう8時20分じゃん。」と私は言って、ベランダでパチリと撮ったのが、上の月なのです。

「遅れてごめん。」と言って、友人からも、さらに15分後に綺麗な月の画像が送られてきました。

その時に彼女がウルフムーンの事を教えてくれたのでした。

月も星も綺麗だったので、私はまた姉妹にラインで画像を送り、「ウルフムーン」の事を伝えました。

すると妹からも、大きくて綺麗な月と、そして「月と猫」の画像が送られてきました。

昨日がそのウルフムーンと言う満月だったのだと、私たちは勘違いしていたのでしたが、でも昨日、その綺麗な月を見る事が出来て良かったなと思います。

 

雪と月の画像を載せたら、やっぱり花の写真を載せないわけにはいきませんね。

マンションにある鉢植えの梅のポチポチと咲いていた梅の花と

同じくマンションにある小さな木に、ほんのちょっぴり咲いていた蝋梅の花です。

昨日は午前中にも、別の友達と一緒にお散歩をし、そして短い時間でしたがお茶の時間を持ちました。

その時彼女が嘆いて言いました。

「何にも良い事も楽しい事もないね。」

確かに、こんな時代ではそう思いたくもなると言うものです。

「それでもさ。」と、だけど私は抗いたくなるのです。なぜなら、そこで「うん、そうそう、本当にため息ばかりよね。悲しくなる毎日よね。」と言ったらどうですか。

二人で「じゃあね~。」と負のオーラを背負って別れる事になるってものでしょう。

だから私は言いました。

「それでもね、何か楽しい事を一個一個と見つけて生きていったら良いのよね。思うのだけれど、『良い事』『幸せに感じる事』のハードルが高いんじゃないの?
こういう時は、そういうハードルを少し下げると、もう毎日が楽しいよ。」

これは、ブログの中でも時々言葉を変えて書いている事かも知れませんね。

彼女は、毎日かなりの距離を散歩している人なんです。私は偉いなと思っていて、見習いたいと思っているんです。

「素敵な事を継続しているよね。もうやってるかもしれないけれど、それをまた、何処かにメモして記録していくと楽しさが増すよ。」と言うと、

「考えたこともなかった。今日からやる♪」と言ってくれたのです。

 

本音を言えば、私だって、溜息をつきたい毎日です。

コロナが無くても、今の私は、あまりヤル気も出ない毎日。

 

12月の別れを引きずっているのです。

だけど昨日、朝からお友達と歩いて、お茶を飲んで、図書館に行って本を読んだり借りたりし、一人ランチで餃子を食べて、雑貨屋さんに寄ってお気に入りのものを購入し、また友だちを誘ってお茶を飲みお喋りをした後、夜には月を見て、なんだかようやくやる気が出てきました。

ももちゃん。

雪はそうそう見る事は出来ないけれど、月を見て花を見て、私はあなたを想うー。

 

コメント (2)
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