Koba の庭~春夏秋冬

庭や鉢植えの樹木や草花を中心に、家庭菜園も楽しみ、四季の彩を写真で紹介します。

庭のミズヒキ

2017-10-04 | 山野草

ミズヒキ」(水引)はタデ科の多年草で、
日本各地の、林中や林縁などに分布します。


茎頂や葉腋から、長さ20~40cm程の花穂を伸ばして、小花をつけ、
紅白に見える花序が、和名の由来です。
 
鳥が運んできた?自然に芽生えたものですが、
野趣に富む草姿に惹かれて、秋の野草として楽しむうちに、庭で殖えました。
 
8月から9月にかけて、小さな花をアップで見ますと、 
 

 
花弁がありません。 ガクが4枚に裂けて開き、
上1枚が赤、下1枚が白、左右2枚は赤と白、 
 

 
花色全体は上半分が赤色で、下半分が白色となります。 
 

 
雄しべは5本、蜜も出ているのか蟻も来ます。 
 

 
受粉後は、閉じたガクの先から、雌しべの柱頭が2つに裂けて、 
 

 
鈎状に曲がって、下方に突き出します。  
 

 
これが動物の毛などに引っかかって、種が遠くに運ばれます。
ヒッツキ虫となった種をたくさん着けた、9月下旬のミズヒキです
   

 
 
自宅北側の狭い通路脇、朝陽を浴びて輝きますが、私以外は通れません。 
 

 
自宅東側、池脇の通路で、ハナトラノオと、 
 

 
菜園コーナーの脇では、コスモスとの競演です。 
 

 
このミズヒキを刈り取る作業も、2日に分けて、ようやく終了しました。 

 

コメント
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