「ナンバンギセル」(南蛮煙管)は、ハマウツボ科の1年草です。
イネ科やショウガ科などの植物の根から養分を摂る、寄生植物です。
和名は、花が喫煙具のキセルに似るということから。
秋の風情とナンバンギセルを楽しみに、庭にススキを植えています。
8月末、自宅東の通路脇、庭石の周りで、ススキの中から
ナンバンギセルが伸び出したので、邪魔になる所を刈り払いました。
左は植えた縞ススキ、右は実生で勝手に生えた糸ススキです。
前年のこぼれ種で芽生えてきて、
9月上旬には、次々と開花してきました。
万葉集に、「思い草」として詠まれた植物です。
花柄だけ地上に出して、先に横向きに大きな花を1個付けます。
葉緑素を持たないので、他の植物の根にに寄生して栄養を摂ります。
繁茂した屋久島ススキの株の奥でも、ススキを刈り払ってやりました。
屋久島ススキは、今年は綺麗に穂が出せません。
東庭の通路脇に植えた糸ススキ、
周辺部を刈り払うとキセルが顔を出しました。
こちらは少し遅れて、9月中旬から現在も開花しています。
日が殆ど当たらない北側の通路脇で、ミョウガの根元に
採取した種を蒔き付けてみました。
色が薄く、丈の高いナンバンギセルが9月に出ました。