フウラン(風蘭)は、関東以西に分布し、
樹木や岩にねをはる着生ランです。
栽培は、鉢にミズゴケで高植えにします。
「黄鳳」(こうほう)は、黄色の花を咲かせる珍しいタイプです。
普通は6~7月に開花するのですが、花茎が出ません。
諦めていたところ、秋になって蕾が着きました。
1本の花茎に4個の蕾を着けて、
10月初め、1輪開きました。
初めの花色は、淡黄緑色で、
2日後には黄色に変わりました。
数日後に2輪目が開花、3輪目も開き始めました。
良い香りがするので、開花時は玄関にも飾りました。
最初に咲いた花は、花弁の黄色が濃くなりました。
10月中旬には、4輪目も開きました。
下に長い距を伸ばすのが、フウランの特色です。
10月下旬の花姿、
11月初め、花に傷みが出始めました。
気温が下がったので、花が長持ちしました。
常緑多年草なので、冬は、無加温の納屋で越冬します。
「瀬戸緑」はライムグリーンの標準花、
小輪多花性で、長い期間咲きました。
咲き始めは10月上旬でした。
緑花で、「大」の字型の花弁にはフギレも入ります。
10月中旬、
満開となった10月下旬です。
11月上旬でも、花は生き生きと咲き続けました。
夏の猛暑で葉枯れしながら、この開花姿に強い生命力を感じます。