自生するダイモンジソウは「大」の字型の白花が殆どですが、
育種が進み、園芸化した現在は、
様々な色形の花が流通しています。
「黄金の舞」は、幅の広いフギレ弁の多弁花で、
黄緑色の大輪花です。
10月上旬、3号の小鉢植えで、1本だけ花茎を伸ばし、
最初の1輪が開きます。
10月中旬、まだ短い花茎で、大きく切れ込んだフギレ花弁、
緑味がかった黄金色の花が、開き切りました。
11月初め、1輪目の開花後も花茎を伸ばして、
頂点に、2輪目が開きました。
上が1輪目、下が2輪目の花です。
5日後の11月上旬です。
7月末に花を咲かせた庭のヒオウギ(檜扇)、
晩秋に出来た種子は、黒くて艶があって美しく、
「ぬばたま」(射干玉)と呼ばれます。
和歌では、「黒」や「夜」にかかる枕詞として知られます。
7月末に咲いた朱色の花、
花後にできた、8月末の袋果は緑色です。
10月上旬、袋状の莢が割れて、中から黒い種が出てきます。
10月中旬には、
径4~5mm位の丸く黒い種子が、出揃ってきます。
10月下旬です。
黒く輝く種子は、ぬばたまと呼ばれて美しく、
花と同様に、生け花によく使われるようです。
11月中旬になっても、種子が落ちることは無く、
雪囲い前に刈り取りますが、こぼれ種で実生が生えてきます。