flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

国境いの村 富山村

2005-09-10 16:16:06 | 水のほとり

(愛知県北設楽郡富山村 2004年7月17日の日記から)
 離島を除き、日本で最も人口の少ない村、とみやま。
それは、天竜川佐久間ダム築造により村の大半が水没してしまったことに始まる。
近頃の合併ブームによって更に差に拍車がかかっている。
村の「玄関口」静岡県側にある大嵐(おおぞれ)駅を降りると、すぐ「乗ってください」とワゴンに乗せられる。乗ってから村民バスであることに気づく。
とりあえず役場で降りると、お金は要らないという。
当直の人に資料を貰い、湖沿いに歩いていると、「何処行かれます?」と話しかけてくる女性がいた。
「温泉の方にでも…」というと、また乗せられ、車での移動となった。

この辺りは人を唯、放っておくことができない厚情の民であることがわかった。

(関連記事:富山村平成二十五年 天龍村 水窪 旧大嵐駅跡 夏焼トンネル

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする