(萱生古墳群 奈良県天理市萱生町ハタゴ塚)
山辺の道沿いに存在する全長約140mの前方後方墳である。平成10年の墳裾部の発掘調査で、墳丘北側から周濠や葺石、円筒・朝顔形、鰭付埴輪、小石室等が検出された。出土した埴輪の形式から、4世紀初頭に築造された前期古墳と確認されている。周濠の外提側上部から、東西方向に主軸を持つ板石積みの小石室が検出されたが、内部からは人骨等は見つからず、築造段階で設けられたものの、使用されなかったものと推定されている。
山辺の道沿いに存在する全長約140mの前方後方墳である。平成10年の墳裾部の発掘調査で、墳丘北側から周濠や葺石、円筒・朝顔形、鰭付埴輪、小石室等が検出された。出土した埴輪の形式から、4世紀初頭に築造された前期古墳と確認されている。周濠の外提側上部から、東西方向に主軸を持つ板石積みの小石室が検出されたが、内部からは人骨等は見つからず、築造段階で設けられたものの、使用されなかったものと推定されている。