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flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

伊那 春日城

2014-09-09 00:00:00 | 城郭・城下町

(伊那部城 長野県伊那市西町・伊那部)
 伊那部のまちを見下ろす台地に位置し、天文三年(1534)春日(伊那部)重慶が築城したのが始まりという。間もなくして伊那地方は武田氏の侵略に晒され、天文十四年(1545)武田勢が近隣の福与城(箕輪町)を攻撃した際には、小笠原信定がこの春日城に入って福与城の救援を行ったという。然し福与城の救援は失敗、福与城は落城している。 弘治二年(1556)重慶孫、重親のとき、武田氏に対して反乱を起こし、重親は討死している。天正十年(1582)春日昌吉のとき織田信忠が攻め入り、近隣の高遠城と共に落城した。昭和26年(1951)NHK伊那ラジオ中継放送所建設の際、三の郭の土塁が削平され、堀が埋められたが、主郭、次郭の土塁、堀はよく残されている。
                         

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