flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

「巌窟ホテル」

2014-09-24 00:00:00 | STRUCTURE-構造物残影-

(埼玉県比企郡吉見町南吉見)
 吉見百穴岩室観音の間の岩肌に、正確に開けられた窓のようなものがある。明治37年(1904)高橋峯吉という人物が、醸造施設として凝灰岩(ぎょうかいがん)の山肌を二十一年間にわたって、くり貫いたものである。内部構造はホテルの個室のようにパーティションとなっているが、第三者が高橋氏の行動を見て、(岩窟を)「掘ってる」と言ったところから、巌窟ホテルと呼ばれるようになったのだという。

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