野良田天祖神社

（東京都世田谷区中町）
　上野毛の北方、住宅に囲まれた神社がある。かつてこの辺りは野良田村と呼ばれ、名の通り原野や田畑ばかりであったという。天祖神社も当初は神明宮と呼ばれ、野良田村の鎮守であったが、明治7年(1874)天祖神社と改称し、野良田村も世田谷区へ合併される際に玉川仲町となり、昭和44年(1969)現在の中町となった。天祖神社境内には末社として阿夫利神社、稲荷神社、祓戸神社、日枝神社がある。また、社地に深沢城の古塁（支城）があったという。