京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 上昇の気運で、吉

2009年06月21日 | 日々の暮らしの中で
    「璇枢(せんすう)は運(めぐ)りを停(とど)むる無く、
    四序は相錯行(さくこう)す。
    言を寄す赫曦(かくぎ)の景、
    今日 一陰生ず」

「璇枢」は天体。四序は「四季」。天体は運行してやまず、四季は循環する。「赫曦」は夏の盛んな日ざし。極盛を誇る陽光の中に、はや陰気が萌(きざ)している。                                  
 唐の権徳輿(けんとくよ)の詩、「夏至の日に作る」にいう。(6月21日付「漢語歳時記」より)

夜来の雨音が嬉しく、静けさが心地よいままに宵っ張りを決め込んだ。朝寝坊。年に何度とない“寝過ぎた”目覚めに、頭が重く肩が凝る。何とも損なこと。午後まで寝られた日々など夢のまた夢。

”Midsummer Night's Dream” 明け急ぐ夏の夜、妖精たちと人間の夢のような恋……はシェイクスピアにまかせ、早起きして、朝顔のご機嫌でもうかがうとしよう。
茎は日焼けし、最高で5枚目の葉が出た。不格好な茎の長さは気になるが、成長しているのは間違いない。元気出してー!のJessieの一声が、ひょっとすると大きな喝を入れることになったのか。葉数が増え、すかすかだったもやし畑も、涼しげに“らしく”なってきた。真夏の夢、花を咲かせてみたい。

蒸し暑い。風のない雨上がりの一日だった。クールアース・デイ。エアコンは……、「忍」の一字。
夏の太陽は頂点を極め、この日を境として衰えていく。
地上の暑さはこれからだけれど、梅雨雲の上では秋の準備が進んでいるのだそうだ。

出会ったことが喜びとなるような運気をいただき、新しい自分でさらに出発していけるのなら、そう言う出会いに恵まれることはありがたいことです。山あり谷ありの人生も捨てがたい……。
                    
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする