京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 傷

2009年06月25日 | 日々の暮らしの中で
失敗の原因を解明して、防止策を究明する「失敗学」というのがあるらしい。
【失敗― やりそこなうこと。しくじり。】
「失敗」・「する」、避けようがなくて、おきる、ってことになるのか。今朝のことだった。

皿洗いの最中だった。ひびが入っていたのかもしれない。小皿が割れ、あっという間に手のひらを切った。右親指の付け根、ふっくらもりあがった部分。勢いがついていた。2センチ弱の切り傷にもかかわらず、なかなか止血ができない。

働き者でない私にとっても、さすがに、肉の盛り上がりを待つには場所が悪い。チクッとした麻酔針の痛さと、緊張感だけ味わって、縫合してもらった。包帯を巻き“大けが”、“小手術”。

失敗すると、エネルギーがなくなる。ファイトは失せる。痛み止めはいらない程度のうずき。濡らせない。見た目が大そう。何かと不自由。
この結果の重大さから、気力の回復を待つしかなさそうだけれど、それにしても失敗してしまった。でも、不可抗力なのだから、仕方がない。寝てるか!? いっそ人のせいにしようか。愚痴っていれば気が楽になるかもしれない。

失敗を避けるコツは、事前によく考えておくこと。

あの車は止まる。ではなく、あの車は止まらないかもしれない、だ。
となると、この皿は、ひびが入っているかもしれない。手を傷つけるかもしれない。静かに洗え……。一枚・二枚・三枚…と? 

面倒だ。さっさと片付けたい。
こんな人間には、失敗を避けて通ることは難しいかもしれない。困ったこと。

       (夾竹桃の花が咲きました…)
コメント (4)
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