京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

姫の異変

2009年06月18日 | JESSICAの日本滞在記
よく運動するその白い肌は柔らかで、それでいてむっちりとひきしまり、ほどよく色づきだしている。生来の奔放さに、なかなかの芯の強さもにじませる、見るからに健康的な三歳児。

豪傑笑いが影を潜めた。声に力がない。機関銃のようなおしゃべりも耳にしない。あ~、そういえば憎まれ口の一つも聞こえてこないなあ。第一に、私を出迎えてくれなかった。口元をゆるめたままDVDの“しんちゃん”にかじりついている。
なんかへん。

ここしばらく咳がつづいている。「あんなあ~、きょう せんせいに あたまいたいっていうた」「えっ、Jessieは今日も元気でしたって先生言ってたよ~」??
「マミちゃんさむいー」眉間にしわ寄せ、わなわなと話す。私の背中に覆いかぶさってくるその身体が熱い。39度。

処方してもらった風邪薬を飲んで、早めのお休み。夕飯は、ぬか漬けにしたにんじん。生でもかじる好物のにんじんは、こんな時でもお口に合うらしい。
やっと静かになったとばかりに、それぞれの夜が始まるのだが、さすがにかわいそうと、周りの空気も沈みがち。冷えピタ貼って、たっぷり汗をかいて。37度3分に。
明朝、「おはようございまーす」の声が聞こえますように。

みんなの元気も吸い取ってしまうJessie。笑ってよ・笑ってよ、Jessie。
「もう!うるさ~~い!」がちょうどいいんだわ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする