田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

まちづくりフェスタ2009

2009-09-08 16:35:40 | 講演・講義・フォーラム等
  勢いに乗っている人の話の聞くのは楽しいものです。日本ハムファイターズシニアディレクターの土田光男氏の成功体験には学ぶ点が多々ありました。

 5日(土)の私は激しく動き回りました。ねんりんピック開会式、まちづくりフェスタ、そしてオヤジバンドコンテストと、好奇心旺盛な私にとっては忙しい一日でした。
 サンドイッチのように間に挟んで参加したのが札幌エルプラザ(場所はこちら)であった「まちづくりフェスタ2009」です。
              
          ※ 「まちづくりフェスタ2009」のパンフレットです。

 フェスタは講演と座談会の2部構成で、その講演の部に「日ハムを影から支える“まちづくり”」と題して土田氏が講演したのです。
 土田氏は日ハムが北海道に移転して、道民の支持を得るために裏方としてさまざまな仕掛けを施し取り組んできたことをお話してくれました。
 例えば、試合前の選手のサイン会、少年野球教室の開催、学校の総合学習への協力などなど…。その他にも今や道民には当たり前と思っているようなファンサービスも他球団が行っていないことがたくさんあるとのことです。そうした工夫や努力が実り、今や国内で最も女性ファンの多い球団になったということです。

 さまざまなエピソードを交えながら話す土田氏の話の中で特徴的だったことは、登場する関係者を全て肯定的に見ている点です。日ハムに関わった誰もが現在の日ハム人気を支える要因であったと…。
 そしてファンサービスの基本は“無理なく、公平で、長続き”することが基本であると述べます。

 ここにグループとして、集団として“まちづくり”を進めていく要諦が隠されているようです。
 関わるメンバーを、メンバーの発言を肯定的に受け止める広い心。
 取り組むことは、無理せず、長続きすることを求めること。
        
        ※ 講演する日本ハムシニアディレクターの土田光男氏です。

 講演の後は、まちづくり活動の実践者との座談会でした。
 私たちのテーブルにご一緒したのは「北海道ブックシェアリング」の代表の方でした。
 このグループは不要になった本を集め、道内の公共施設に本を提供しているグループです。
 彼の話から、市民活動に参加する場合は自分の興味を大切にしてほしい。札幌市の場合、非常にたくさんの市民活動団体が活動しているので、その中からぜひ自分に合った市民活動を見つけて参加してほしいということでした。
        
        ※ 座談会で実践家の話を聞く参加者です。

 今回のフェスタには私が所属する「おやじの仲間づくり21の会」の仲間が4人参加していました。今、私はこの仲間を大切にしながら何かを模索していきたいと座談会の中で話させてもらいました。まだまだ海のものとも、山のものとも定かではない集まりではあるのですが…。