4月1日、旧札幌厚生年金会館ホール(現在名「さっぽろ芸術文化の館ホール」)の上部壁に緑地に白文字の「ニトリ文化ホール」という看板が掲げられました。
これは施設の持ち主である札幌市が、ホールの名称の権利(ネーミングライツ)をニトリ株式会社に売却したことによる措置なのです。
契約では本年四月から平成28年3月末までの6年間、「ニトリ文化ホール」という呼称を使用する権利をニトリ株式会社が得たということです。
ちなみにその権利を得るための費用は、年間2千万円(合計1億2千万円)ということです。
最近、公共施設においてこのネーミングライツということがよく話題になります。各自治体の財政が逼迫している状況の中で、自治体では盛んに各種の公共施設のネーミングライツの売却を図っています。
施設に手を加えたり、施設の運営に口を出したりすることはなく、単に施設の呼称の権利を売却するということは、少しでも施設運営の経費節減を図りたい自治体にとっては背に腹は変えられない事情なのでしょう。
他方、利用者にとってこのネーミングライツはどうなのでしょう?
私は正直言って「迷惑な制度ができたなぁ」というのが感想です。
例えば、現在バスケットボールチーム「レラカムイ」のホームアリーナとなっている北海道立産業共進会場(旧称:グリーンドーム)は、昨年度までは「月寒アルファコートドーム」と呼ばれていました。ところがスポンサーのアルファコートが契約を継続しなかったために、今年度からは新たな契約で「北翔クロテック月寒ドーム」に変更されるそうです。
このように名称が次々と変わると、利用する側としては施設への愛着もわかなくなってしまいそうです。
また、全国的に見るとこうしたネーミングライツの売却は大流行で、施設の名前を聞いただけではどこにある施設なのか、どのような類の施設なのか判然としないというケースも起こってきました。
ただ「ニトリ文化ホール」の場合は、「さっぽろ芸術文化の館ホール」と呼称するよりは「ニトリ文化ホール」の方が馴染みやすい可能性を秘めているな、とは考えます。また、6年間という長期間の契約なので市民への浸透度も高いことでしょう。
願わくば、ニトリ株式会社が6年後以降も契約を維持し続け、「ニトリ文化ホール」という名が真に札幌市民に受け入れられることではないだろうか?
これは施設の持ち主である札幌市が、ホールの名称の権利(ネーミングライツ)をニトリ株式会社に売却したことによる措置なのです。
契約では本年四月から平成28年3月末までの6年間、「ニトリ文化ホール」という呼称を使用する権利をニトリ株式会社が得たということです。
ちなみにその権利を得るための費用は、年間2千万円(合計1億2千万円)ということです。
最近、公共施設においてこのネーミングライツということがよく話題になります。各自治体の財政が逼迫している状況の中で、自治体では盛んに各種の公共施設のネーミングライツの売却を図っています。
施設に手を加えたり、施設の運営に口を出したりすることはなく、単に施設の呼称の権利を売却するということは、少しでも施設運営の経費節減を図りたい自治体にとっては背に腹は変えられない事情なのでしょう。
他方、利用者にとってこのネーミングライツはどうなのでしょう?
私は正直言って「迷惑な制度ができたなぁ」というのが感想です。
例えば、現在バスケットボールチーム「レラカムイ」のホームアリーナとなっている北海道立産業共進会場(旧称:グリーンドーム)は、昨年度までは「月寒アルファコートドーム」と呼ばれていました。ところがスポンサーのアルファコートが契約を継続しなかったために、今年度からは新たな契約で「北翔クロテック月寒ドーム」に変更されるそうです。
このように名称が次々と変わると、利用する側としては施設への愛着もわかなくなってしまいそうです。
また、全国的に見るとこうしたネーミングライツの売却は大流行で、施設の名前を聞いただけではどこにある施設なのか、どのような類の施設なのか判然としないというケースも起こってきました。
ただ「ニトリ文化ホール」の場合は、「さっぽろ芸術文化の館ホール」と呼称するよりは「ニトリ文化ホール」の方が馴染みやすい可能性を秘めているな、とは考えます。また、6年間という長期間の契約なので市民への浸透度も高いことでしょう。
願わくば、ニトリ株式会社が6年後以降も契約を維持し続け、「ニトリ文化ホール」という名が真に札幌市民に受け入れられることではないだろうか?