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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

マザー・テレサの世界展

2010-04-08 23:59:59 | イベント

 最近、デパートで開催された二つの展覧会を相次いで見ることができた。
 「マザー・テレサの世界展」、「吉田拓郎展」の二つである。まったく趣向の違う二つの展覧会だったが、共通点も垣間見ることができた。

 本日はまず「マザー・テレサの世界展」のレポートを。
「マザー・テレサの世界展」は、札幌三越の10階特別会場で開催されていました。
 2010年はマザー・テレサ生誕100年周年のメモリアルイヤーということで開催されたようです。4月3日(土)の休日ということ、さらに入場無料ということもあり、たくさんの市民が訪れていました。

 入場無料ということで大して期待して訪れたわけではなかったのですが、案に相違してとても充実した展覧会と感じました。
 マザー・テレサの一生涯を克明に書き記した年表。100点以上にも及ぶかと思われる彼女を写したパネルの数々。彼女が着用したカーディガンや使用したスプーンなどの遺品。彼女の言葉を紹介する癒しの絵と和みの書などなど…。
 さらには、マザー・テレサの活動を記録した映画のダイジェスト版が大型モニターで映し出すコーナーがあるなど、盛りだくさんの内容でした。

 パネルの多くは彼女が世界的に有名になってからのものでしたから、いわば彼女の晩年のものがほとんどでした。深い皺を顔に刻みながらも、慈愛に満ちた表情がとても印象的な一枚一枚でした。
 その中で特に私の目を惹いた一枚は、イギリスの故ダイアナ妃とのツーショットでした。ダイアナ妃は確か身長が1m70cmを超える大柄な女性でしたが、その横に立ったマザー・テレサはまるで小人といった感じで、身長は1m50cmに満たないのではないかと思われるほど小さく感じました。

 そんな小さな彼女の成し遂げたこと、世界に与えた影響力の大きさには驚嘆する思いです。彼女の一生涯を振り返ると、あの小さな身体のどこに揺るぎない鉄のような意志があったのだろうと思ってしまいます。

 のほほ~んと生きてきた私の背筋を正してくれた4月初めの休日でした…。