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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

初笑いはやはり枝光さんで

2011-01-03 16:25:39 | ステージ & エンターテイメント
 昨年、一昨年に続いて今年の正月もまた桂枝光さんから初春の笑いをいただいてきました。今年は上方落語と江戸落語の競演ということで三遊亭竜楽師匠をゲストに招き、両者の魅力をたっぷり楽しみました。 

 スピード感たっぷりに、言葉を繰り出す枝光師匠
 間を大切にしながら、情感たっぷり語る竜楽師匠
 上方落語と江戸落語の特徴をよく捉えることができる二人の落語でした。

 1月2日、演劇小劇場のシアターZOO(中央区南11西2)を会場に、「シアターZOO寄席<初笑いスペシャル>」~東西落語対決~と銘打っての二人の落語会がありました。
         
        ※ シアターZOOの入口です。ここから地下に降りたところに舞台があります。

 演目は次のとおりです。
 
 ◇ ふぐ鍋      桂  枝光
 ◇ 唖の釣り     三遊亭竜楽
 ◇ はてなの茶碗   桂  枝光
     ~ 中入り ~
 ◇ 芝浜       三遊亭竜楽

※なお、前半の二つの話は(お楽しみ)ということで演目は知らされておりません。私がウェブ上で調べたものですので、あるいは相違があるかもしれません。

 桂枝光さんはアドリブを交え、オーバーなアクションと共にスピード豊かに賑やかに、いつもの笑いを振りまいてくれます。
        

 一方、三遊亭竜楽さんは静かな語り口の中から、渋く深い笑いが特徴でした。
 特に、最後の演目「芝浜」は落語の名作として知られていますが、笑いを誘うというよりは夫婦物の人情噺です。この作品を竜楽さんはじっくりと聴かせてくれました。
 この「芝浜」は竜楽さんの師匠であった先代三遊亭円楽さんの最後の舞台の演目としても有名な作品です。
 そんな竜楽さんの特別な思いもこもった舞台だったのかもしれません。
        

 二人の舞台だけで上方落語と江戸落語を比較云々する愚は避けたいと思いますが、二人の特徴が良く出ていた舞台でした。