田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

雪上ハイク in 野幌森林公園

2021-02-28 16:55:00 | スノーシュートレック & スノーハイク

 雪上ハイクとは云っても、今日(28日)のそれは本格的なものではなく、ある目的のついでに雪上を歩いたという話である。だからどこかを目ざしたというものではなく、体力づくり的な雪上ハイクだった。

   

 ※ 野幌森林公園内の一角にスクッと立つ「北海道百年記念塔」ですが、老朽化が進んでいます。

 ある目的とは? 「北海道開拓の村」の中で年中行事として開催されている「雛飾り」見物がその目的だった。雛人形にそれほど関心があるわけではないが、村内に23組もの「ひな人形」が飾られていると聞くと、一度は見てみたいと野次馬根性が頭をもたげたのである。その「雛飾り」の模様は明日レポすることにして「雛飾り」の様子をカメラに収めただけで還ってくるのは芸がないと考え、本日はその後に「北海道開拓の村」周辺を巡ったので、その雪上ハイクについてレポすることにする。

         

   ※ 私が今日歩いたのは、森林公園内のほんの一角です。(黒い矢印の部分)

 「野幌森林公園」の雪上ハイクは昨年ずいぶんと取り組んだが、「北海道開拓の村」周辺は歩いたことがなかった。そこで本日は、「北海道開拓の村」から割合近くにある「瑞穂の池」、そして「百年記念塔」、「北海道博物館」を巡り、「北海道開拓の村」に帰ってくるルートを選択した。

   

   ※ 「北海道開拓の村」の一角に、森林公園内の散策ルートの案内図がありました。

 ルートとしてはかなり人気のあるルートとみて、スノーシューは使わず、軽アイゼンを装着してツボ足で巡ることにした。途中で出会った人たちは、スノーシュー、クロカンスキー、ツボ足とまちまちだったが、ツボ足でまったく不自由ではなかった。

   

   ※ 「北海道開拓の村」の柵の外に「瑞穂の池」に向かうルートの足跡が続いています。

 「北海道開拓の村」は、もともと「野幌森林公園」内の一部なのだが、開拓の村部分は柵で囲っているため、「瑞穂の池」に向かうルートはその柵の外側をなぞって造られている。そのルートの0.9キロ先に「瑞穂の池」はあった。「野幌森林公園」内では最も大きな池であるが、この時期はもちろん全面結氷していた。

   

   ※ 「瑞穂の池」が近づいて、ルートは少しワイルド感が出てきました。

   

   ※ 全面結氷した「瑞穂の池」です。

 そこから「百年記念塔」までは約2キロ。森林の中を往くルートである。モノトーンの景色の中、ただ黙々と歩くだけだった。意外に思ったのは、森林公園内の中でも通ったルートは樹種などについての説明板が充実していたことだ。その中でも「北限に近いクリの木」という説明板があった。いつ立てた説明板か不明だが、近年の温暖化はクリの北限をさらに北に伸ばしているのではと思われるのだが、はたして真実は?

   

   ※ 北限のクリについての説明板です。

        

     ※ 立派に成長したクリの木がスクッと立っていました。

 私の雪上ハイクは、私自身がせっかちのため森林内に生息する鳥や小動物を観察しようなどという気が起きないのだが、今日ハイクをしている最中にカメラを構えていた人と出会ったので「何か見えるのですか?」と問うと「アカゲラがいます」と教えてくれた。指さす方を見ると、確かにアカゲラが木に止まっているのが見えた。私のカメラのズームでは撮影は困難と判断して写さなかったが、森林内で鳥たちを目撃できるのは嬉しいことだが、私自身が鳥や小動物の出現をじっと待つということは出来ないだろうなぁ…。

   

   ※ 野幌森林公園内の散策ルートはこのような案内板が整備されているので安心して散策できます。

 ルート内では日曜日の上、好天とあって、たくさんの人たちが行き来していた。健康づくり志向する人が多いようだ。

   

   ※ 前方に人が見えますが、この日はルートを散策する多くの人に出合いました。

 やがて「百年記念塔」が立つところに着いた。スクッと立つ「百年記念塔」はかなり遠くからも望むことができ、ある意味北海道のシンボル的モニュメントの役割を果たしてきたが、老朽化のため撤去されることが決まっている。仕方のないことか…。

        

       ※ 百年記念塔が少し傾いているところが私らしいですね。     

 「百年記念塔」から「北海道博物館」の横を通り、「北海道開拓の村」へ還ってきた。その間、約6キロ。体力づくりの意味しか持たない雪上ハイクだったが、「野幌森林公園」はさまざまなルートを自分なりに描いてハイクできるところが素晴らしい公園である。