規模は小さいながら、出品者は彫刻家や木工作家、専門学校の学生と専門家が創り出す雪像はそれぞれ見応えがあった。過去に2度ほど鑑賞経験があった私は、今回は日没後にライトアップされた雪像彫刻を見ようと訪れてみた。
今年の「さっぽろ雪像彫刻展2021」は1月29日(金)から31日(日)までの3日間の日程で本郷新記念札幌彫刻美術館の本館前庭で開催された。事前のアナウンスで「夜間にライトアップする」と聞いていたので、開催初日の29日(金)の日没後に出かけてみた。
会場に着くと美術館前庭全体がライトアップされていたが、住宅街とあってなのかそれほど極端に明るい照明ということでもなかった。そして会場には意外にもたくさんの人たちが詰めかけているように思えた。後で分かったことだが、開催初日ということで関係者が駆け付けていて、開会式のようなセレモニーを行おうとしていたようだ。
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私は早速全体を見て回り、作品をカメラに収めて回った。ところが最近夜間に外出したことなどなかったものだから、寒さが堪えた。
それなりに冬もアウトドアで活動しているつもりだったが、冬の場合は昼と夜の温度差は考えていた以上に大きいように思われた。せっかくなのでセレモニーの様子も見てみたいと思っていたのだが、寒さに耐えられず早々に退散することにした。
それでは会場に展示されていた作品の数々をへたっぴーの写真でどうぞ!!
水戸麻記子他3名・作「トリケラすべり」
伊藤隆弘・作「時空」
伊藤三千代・作「まる・しかく」
清水郁太郎・作「聞こえますか~?」
北海道芸術デザイン専門学校・作「会話」
清水宏晃・作「個性」
熊谷文秀・作「Residual stress」
前田裕人・作「凍解」
会場内には常設のブロンズ像も顔を出していました。下の写真の題名は不明ですが、裸の像の下半身を雪で覆っているのは、作品参加者のどなたかがちょっとしたユーモアを表現したものかもしれません??
一方、前庭の正面には本郷新制作の「戦没学生記念像」(別名:わだつみの声)が屹立していましたが、残念ながらライトが当たっていませんでした。