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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

「まなびカフェ」 in 北見(第2講)

2024-08-08 15:38:39 | その他
 昨日、道民カレッジ「まなびカフェ」 in 北見の2度目の講座を担当した。今回は受講者に「俳句づくり」挑戦していただいた。参加された皆さんは、それぞれ傑作をものにしてくれた。私はそれらを句集としてまとめることを約束した。

 昨日(8月12日)、午前中に北見に移動し、午後から道民カレッジ「まなびカフェ」で受講者と過ごし、北見市に宿泊後、本日午後帰宅した。
 北見市での講座は7月12日に続いて今回が2度目だった。事務局と相談し、今回は受講者の皆さんに「俳句づくり」に挑戦してもらうことにした。

    
    ※ 「まなびカフェ」の会場の北見市芸術文化ホールの建物です。

 私は早速指導案を作成し、それをもとに受講者が講義内容を理解しやすいようにパワーポイントを作成し、講座に臨んだ。
 講座の流れは次のとおりである。まず「俳句づくり」の参考書に出ていた次の文章を紹介し、俳句を創ろうとする意欲を促した。その文章とは…、

 みなさんが、春の野に行ったとします。スミレが咲き、チョウが飛び、ヒバリが空高くさえずっています。地面のあちこちに、ゆらゆらと、かげろうがもえています。
 「あゝ、素晴らしい景色だなぁ…」
 こんなとき、絵のうまい人は、この景色を絵に描くことでしょう。写真のうまい人は、写真に撮るかもしれません。文章のうまい人は作文、詩のうまい人は詩に書くことでしょう。
 でも、もし五・七・五の短い詩…俳句の作り方を知っていれば、その景色を、そくざに俳句にして詠むことができます。俳句づくりに挑戦してみましょう!

 そして俳句づくりのお約束は、五・七・五の十七文字で表すことと、季語を必ず入れることを伝えました。
 続いて日本語は五音と七音は耳に心地良く、リズム感が生まれる語数であること確認し、季語は難しく考えるのではなく、「季節」を表す言葉くらいに考えればよいことを伝えた。
 その後、私自身の作句例を紹介した。まず夏の情景を思い浮かべる言葉を思いつくままに書きだします。それらの言葉をもとに自分が思い浮かべた夏の情景を五・七・五の俳句の形式に整えることで俳句ができることを伝えた。恥ずかしながら、私の作句例を紹介すると…、
 孫たちが 駆ける我が庭 夏休み (清風) ←私の俳号のつもりです。
 実は、我が家はマンション住まいで庭はない。ないことねだりの句なのだが、我がマンションの前にある公園を「我が庭」と仮定し、そこを駆け回る孫たちの様子を詠ったものである。
 同じような手法で受講者たちにも俳句づくりに挑んでもらった。すると皆さん次々と夏の情景を思い浮かべる言葉を書き出してくれた。すると、肝心の俳句づくりもそれほど苦労することなく、2句、3句と俳句を創ってくれた。
 私は受講者が創った俳句の中から、受講者の自信作を尋ねてそれを板書した。板書したことでさらに意欲が増したようで、その後も次々と俳句を産み出してくれた。
 最後に「俳号(俳名)」を考えるとさらに俳句づくりが楽しくなることを伝え、それぞれが俳号を考えてくれた。
 私が予想していたより俳句づくりも、俳号を考えてくれることも積極的に取り組んでくれたことが嬉しくなり、私は次回(私の担当は今回で終わりなのだが…)の講座までに「句集」を作成して、次回担当者に託することをお約束して講座を終えた。

   
  ※ 写真の講師は私ではなく、もうお一人社会科を担当した講師の講座の様子です。

 意欲的な受講生を前にして、講座を担当することの喜びを感じながら別の街で講座を担当することを心待ちにし始めた私である。