老若男女60数名が奏でるブラスの音は、旭山公園通地区センターのホール内にヴォリューム一杯に響き渡った。例年開催されている旭山公園通地区センターの「ふれあいコンサート」に今年も足を運んだ。
昨日(11月23日)午後、旭山公園通地区センターにおいてセンターが主催する「ふれあいコンサート」が開催され参加した。
※ 主催者であり、会場ともなった旭山公園通地区センターの玄関です。
今年の出演は、第1部が「札幌ブラスバンド」、第2部が「幌西小学校合唱団」だった。ところが幌西小学校ではインフルエンザが流行し、学級閉鎖が相次いでいることから出演を辞退されたため、今回は「札幌ブラスバンド」単独のコンサートとなった。「小学生の合唱もいいなぁ」と思っていたのだが、インフルエンザが流行したということでは仕方がない。
札幌ブラスバンドの団員が会場に入ってくるのを見てその数に少々驚いた。老若男女がぞろぞろと、もちろん若い人が多いのだがベテランらしい顔も混じっていた。数を数えていたがその数60を下らない多人数だった。バンドの代表兼指揮者は米田浩哉という高校で音楽を教えている先生のようである。
当日演奏された曲目は次のとおりである。
①「虹の彼方に」(楽器紹介を兼ねながら)
②「アリランと赤とんぼ」
③「ミッキーマウスマーチ」(指揮者体験コーナー)
④「昭和歌謡コレクション」(異邦人、時の流れに身をまかせ、魅せられて、ラブイズオーバー、シンデレラハネムーン)
④「リトル・マーメイド・メドレー」
⑤「翼をください」
いずれも非常に馴染みのある曲ばかりで、とてもリラックスしながら楽しむことができた。
三曲目の「ミッキーマウスマーチ」の指揮者体験コーナーは、幌西小学校合唱団が休演したことで急遽繰り入れられた企画なのではと思われたが、会場から指揮者体験の希望者を募って指揮者を体験してもらう企画だったが、小さな子が積極的に応募し、和やかさを醸し出していた。
※ 指揮者体験コーナーでバンドを前に指揮を執る勇気ある坊やです。
と、地域住民へのサービス十分だったが、札幌ブラスバンドは団員の数が多いだけではなく、実力も十分だった。団のHPを拝見すると、毎年のように全国吹奏楽コンクールに北海道代表として出場しているバンドである。どの曲目の演奏もいっさいの綻びをみせず心地良い演奏を披露してくれた。
※ 終演後に聴衆の拍手に答える指揮者と団員の方々です。
来年2月には定期演奏会が控えているということだが、スケジュールの都合さえつけばぜひもう一度聴いてみたいと思わせてくれた演奏会だった。