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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

怖~い、怖い高血圧のお話

2023-05-31 17:06:32 | 講演・講義・フォーラム等
 高血圧は万病の元と言われている。その高血圧状態の人が日本では3人に1人いると言われているそうだ。「世界高血圧の日」を記念して、市民公開講座が開講されたので専門の医師から高血圧についてのお話を聴いた。
   
 今回も旧聞に属する講座のレポである。5月27日(土)午後、札幌医科大学において「世界高血圧の日 市民公開講座」が開講され、受講した。「世界高血圧の日」とは、世界高血圧リーグという組織が5月17日を「高血圧の日」と定めたのにならって、日本でも同日を「高血圧の日」と定めたそうだ。
 そこで札幌医科大学の循環器・腎臓・代謝内分泌内科学講座教室が主催して市民公開講座を開催したということのようだ。講座は2部構成で実施された。
 講座Ⅰは「生活習慣と高血圧」と題して札幌医大の古橋眞人教授が、講座Ⅱは「高血圧から身を守ろう~皆さんからの疑問に答えます~」と題し、前札幌医大学長で、現在日本医療大学総長である島本和明氏がそれぞれ講師を務められた。
 血圧については、私も高血圧の傾向があり3年前から定期的に通院し、薬も服用していることもあり、それなりの知識は得ている。だから特段に目新しいことをお聴きしたわけではなかったが、改めて自ら生活を見直す契機になった。
 ここではお二人のお話から印象的だったワードはいくつか紹介することにしたいと。
 まずは私たちの心臓は一日に約10万回も収縮と拡張を繰り返しているということをお聴きし、心臓から押し出された血液が通る血管の大切さを再認識させられた。
 そして高血圧には「本態性高血圧症」「二次性高血圧症」があるそうだ。「本態性高血圧症」とは、血圧が高くなる原因が特定できない高血圧を指すという。高血圧症患者の9割はこの「本態性高血圧症」だという。つまり高血圧は遺伝的なものは少なく、塩分摂取過多、肥満、運動不足、ストレス、加齢などがその要因と考えられているそうだ。                                                         
 「本態性高血圧症」は特徴的な症状はほとんどなく、無症状で経過するため放置することによって、動脈硬化をきたして、脳梗塞、脳出血、心筋梗塞など引き起こすリスクが高いとされ、たとえ無症状でも高血圧の傾向がある人は血圧をコントロール必要があるという。
 その血圧を測る際に「白衣高血圧」という言葉があるそうだ。医者の前で血圧を測定すると緊張から高血圧を示すことがあるそうだ。そうしたことを防ぐため「家庭血圧」を測定することが大切であるとされた。
 「本態性高血圧症」を避けるための第一は、「生活習慣の改善」が何よりも大切だということは何度も聞かされていることころである。
 「生活習慣の改善」とは、①食生活の改善(塩分控えめなど)、②運動療法(有酸素運動)、③減量(BMI 25kg/m2が目標)、④禁煙、⑤節酒、が何より大切だと強調された。
 そして生活改善だけで不十分な場合は「薬物療法」が用いられるという。
 ともかく「高血圧」状態が慢性化することによって生命に直結するような疾病をもたらすことになることを強調された。怖~い、怖い「高血圧症」から脱却するために、私も心して生活しようと思っている。


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