へぇ~、西区にはたくさんオーケストラが存在するんだなぁ、と認識を新たにした。ノルト・シンフォニカーはオーケストラとしての力量も備えている上で、アットホームな温かさも兼ね備えた素晴らしいオーケストラだった。
昨日(10月6日)午後、西区民センターのホールで開催された「ノルト・シンフォニカー ファミリーコンサート」に参加した。
たくさん見たり聴いたりしたい催しがあった中で、私にとって初耳だった「ノルト・シンフォニカー」に興味を抱いた結果だった。
いただいたプログラムによると、「ノルト・シンフォニカー」は2007年に発足し、交響曲、管弦楽曲だけでなく様々な音楽に取り組んでいて、団員数は現在約35名という管弦楽を演奏する団体だという。
指揮者が40代くらいと思われる(間違っていたらゴメンナサイ)女性の方で山田美穂さんという方だった。本人は言及されなかったが、高校で音楽の教鞭をとっておられる方のようだった。
コンサートはプログラムの組み方に特徴があった。そのプログラムとは…、
《第1部》
◇チャイコフスキー/くるみ割り人形より「行進曲」
◇弦楽器紹介として弦楽器だけで ホルスト/惑星の中から「木星」
◇レスピーギ/組曲「鳥」より 前奏曲
◇テレマン/リコーダー協奏曲 ハ長調より
(リコーダー独奏 大崎明莉さん)
※ 指揮者から「写真は取っても良いがSNSなどには載せないでほしい」との要請があったのだが、コンサートの雰囲気を伝えるために個人が識別できないように配慮して一枚だけ掲載させていただいた。
《第2部》
◇指揮者体験コーナー ※ 子どもたちが数名体験した。
◇作曲者多数(?)/名探偵コナンメインテーマ
◇管楽器紹介としての楽曲はメモできなかった。
◇久石譲/千と千尋の神隠しメドレー
◇ドルディンガー、モロダー/ネバーエンディング・ストーリー
◇菊池俊輔/ドラゴンボールメドレー
〈アンコール〉作曲者多数/クイーンメドレー
以上だったが、特に第2部に措の特徴がある。無料のコンサートということで子どもの参加が見込まれる予想したことから、かなりライトな楽曲が並んだ印象である。指揮者も、演奏者たちも楽しみながら演奏していたように見えた。
これは、これで納得だが、私個人としてはもう少し本格的なクラシックも聴きたかったなぁ、というのが正直な気持ちである。演奏の実力は十分に備えていると見ただけに、来年5月の定期演奏会をぜひ聴いてみたいと思った「ノルト・シンフォニカー」のコンサートだった。