○○を捨て、街に出よう!と勇んで戸外に飛び出したが…。そうそう目新しい物件に出合うはずがなかった。久しぶり(およそ1年ぶり)に「札幌ぶらり散歩」と銘打ってはみたものの、乏しい内容にトホホホッである。
今日は朝から陽気な一日で、戸外が私を待っているかのようだった。その陽気に誘われて、戸外を歩き回ってみようと思い立った。とは言っても予め計画を立てていたわけではなかったので、自宅周辺を巡ることになってしまった。
自宅から円山の方へ向かって住宅街の比較的狭い道路を歩いた。陽気が積もった雪を融かし、春の様相を呈していた。道路は日当たりの良いところはアスファルトが顔を出していたが、日陰のところはまだまだ雪が地面を覆っていた。
※ 北1条通りの南側は高いビルに遮られて日陰になるため、未だ雪道です。
とあるマンション前に差し掛かった。するとマンションの管理人と思しき人が何やら雪かきをしているようなのだが、どうもおかしい?見ているとまったく必要と思われないところの雪を一生懸命に取り除いて細い通路のようなものを作っていた。私にはただの雪遊びにしか見えなかったが、はたして何か目的があったのだろうか??
※ 左側にはしったかり歩道が除雪されているんですよ。これはいったい何??
住宅街のそこここで雪割をしている人たちが目立った。その人たちの表情はどことなく春到来の気配を楽しんでいるように見えた。私にも覚えがある。春の陽光を感ずる季節になると、一日でも早くアスファルトの道路が顔を出してくれるようにと、どこかに心楽しさを感じながら雪割に興じたものだった。
雪割をしている人以外に特に目新しいことには出合わなかった。それもそのはず、今日私が歩いたところは夏に何度も歩いたところで、「札幌ぶらり散歩」でもすでに取り上げたところだと記憶している。
※ 両側をビルに囲まれて、ちょっと古風な民家が建っていました。
そんな私が北6条西20丁目付近を通りかけた時だった。道路向かいに背の高いビルに囲まれた一軒の民家が目に入った。ちょっと古風な感じの民家だったが、よ~く目を凝らしてみると「Coffee」という文字が読めた。どうやら民家を改装したカフェのようだ。「そうか、ちょっと疲れたし、コーヒーを楽しんで『札幌Cafe紀行』でもレポしようか」と、そのカフェへ向かった。そのカフェは「サッポロ珈琲館」という札幌市内でチェーン展開をしているカフェだった。ところが!入口まで行くと掲示がされていて「月曜日は休業」となっているではないか!意図した計画は一巻の終わり!
※ 建物の正面には赤い文字でcoffeeと描かれています。
今年の春は、未だかつてない憂鬱な春となっているが、自然は確かな足音と共にいつもの春を運んできてくれているようだ。憂鬱な春が、陽気な春に一日も早く転換することを祈りたい。
この積雪不足(足りなくて不満なのではないけども)が、夏にどう影響するのかが心配です。
と、夏の心配はさておき、「サッポロ珈琲館」の建物は趣がありますね。古民家、というにはちょっとまだ早いおうち。正面からのショットがどことなく絵本風です。
さてさて、これはぼくの個人的なプロジェクトとして、来訪しなくては!
まずは名前が肝心です。えーと、何にしようかな?
うん、よし。命名「プロジェクト北○」です!
こんなビルの谷間に、一軒ポツンと建っているのはある種の贅沢にも見えます。サッポロ珈琲館もMORIHIKOもこうした古民家や工場跡などをリノベーションして活用するのが得意なようですね。
私はすっかり「札幌Cafe紀行」から遠のいてしまいましたが、出ちゃっ太さんは「プロジェクト北〇」と名付けて続々と開拓中ですね。北〇の〇にはどんな言葉が入るのでしょう?