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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

道民カレッジ「学びカフェ」 in とかち

2024-10-04 08:25:01 | 講演・講義・フォーラム等
 昨日、今季4度目の「学びカフェ」の講座を帯広で行ってきた。今回は参加された皆さんに「俳句」を創っていただく講座を行った。参加された皆さんは短い時間の中でそれぞれが個性的な「俳句」を創作してくれた。

     

 今年度、道内3地域で道民カレッジが「学びカフェ」を展開しているが、その一コマを担当させていただいている。これまで北見市、帯広市で講座を担当させていただいているが、今回はその4度目の講座だった。(この後、新篠津村でも予定されている)
 
   
   ※ 会場の「とかちプラザ」の建物です。JR帯広駅の近くに建っています。

 私の担当は「国語」であるが、1度目は「図書館を利用しましょう!」というテーマで授業をさせてもらったが、2度目の今回は「俳句を創ってみよう!」というテーマで講座を展開した。私は特に「俳句」を創る趣味などはない、まったくの素人である。そのほうがむしろ俳句に縁のない参加者に俳句を創っていただくには好都合なのでは?という強引な理由で「俳句」を取り上げてみることにした。
 したがって、私は参加者に難しいことは一切お話しなかった。俳句の基本的な約束「5・7・5の文字数で創ります」と「そのなかに “季語” を必ず入れます」の二つの約束を提示した。
 季節は秋。まずは「 “秋” と聞いて思い浮かべる言葉をどんどん書き出しましょう!」とお願いした。そして「それが “季語” です。その言葉を入れて5・7・5の俳句を創ります」と話をし、私の作句例を示した。
 私は「秋日和」という言葉が好きなことをお話して、「穏やかな 陽ざしがさして 秋日和」とした。幼い頃祖父の家の縁側(えんがわ)に座り、ぽかぽか陽気の中、眠気を催した光景が思い出されて創った句である。
 「さあ、それでは皆さんも俳句を創ってみましょう」とお願いした。
 最初はなかなか手が付かないようだったが、ぽつぽつと作句する人たちが出てきた。私はその作句したものをホワイトボードに書き出した。その中をいつくかを紹介すると…
 ◇そびえ立つ 菊芋の花 秋の空
 ◇ミステリィ 秋の夜長に ランランと
 ◇紅葉が 今年の秋は きれいかな
 こうした句を紹介すると、参加者たちはイメージを掴んだのか、それぞれの手が動き始めた。そしてそれぞれが短い時間の中で多い人は4句も創ってくれた。そうして完成した中からさらにいくつかを紹介すると…
 ◇ペンキ塗る 屋根の上には いわし雲
 ◇台風は 農作業には じゃまだわネ
 ◇空高く 紅葉まぶしい 然別
などとご自分が体験したことを上手に表現していただいた。
 その後、“俳号” の話をして、それぞれに自分の “俳号” を考えていただいた。すると、「絹香」「民月」「奏音」「遥峰」などユニークな “俳号” が次々と生まれた。

   
   ※ 「学びカフェ」の講座風景です。

 最後に私は「皆さんが創った俳句をまとめて句集を作成し、次回の学習時にお届けすることにします。楽しみに!」とお話して講座を終えた。
 ささやかな実践報告であるが、こうして何らかの形で誰かの “学び” をお手伝いさせていただく機会を与えたいただいたことに感謝するとともに、ささやかではあっても誰かのお役に立てていることに小さな悦びを感じている。


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