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コロナウイルスを改めて学ぶ

2021-06-27 18:51:45 | 講演・講義・フォーラム等

 北海道科学大学主催の「まちかどキャンパス」を受講し、改めてコロナウイルスについて学んだ。新たな知見を得たかと問われれば、そうしたことはほとんどなかったがメディアから得た耳学問を整理することができた講座だった。

       

 本日(27日)午後、紀伊国屋札幌本店のインナーガーデンにおいて北海道科学大学が主催する「まちかどキャンパス」が開催された。内容は「日常生活での感染対策、大丈夫ですか?」と題して同大保健医療学部看護学科の秋原志穂教授が講義を担当された。

 講義の内容は、①新型コロナウイルスの特徴、②感染対策もう一度、③新型コロナワクチン、という三本立てだったが、その内容のほとんどはメディアなどを通して一度は伺ったことがある内容がほとんどのように思えた。それくらい今回の新型コロナウイルス騒動についてはメディアも私たちの関心も高いものだと云える。もっともこれだけ全世界を恐怖に陥れたパンデミックなのだからある意味当然のことだとは思うのだが…。

        

 さて、そうした中での今回の講義であるが、私なりに印象的だったことをここにレポの形でまとめておくことにしたい。

 まず新型コロナウイルスの感染様式についてだが、新型コロナウイルスは非常に微細な形で人から人へ感染するということである。講義では “微細な飛沫” と “エアロゾル粒子” という言葉を使用していたが、“微細な飛沫” はイメージできるとして、“エアロゾル粒子” の方は、粉じんとか、ミスト、ばいじんとも称されるように空気中を漂うように存在する微細なものである。そんな微細なウイルスが覆われていない粘膜(眼や喉など)に付着することによって感染し広がるということだ。もちろんウイルスが手指に付着したものが粘膜に伝わるケースも考えられる。 

 さて、その感染予防対策について一時はマスクの効用が疑われた時期があったそうだ。コロナウイルスが世界に広がりつつあった2020年2月、WHO(世界保健機関)が「マスクで予防できるという科学的根拠は無いため、症状が無い場合はマスクは必要ない」とHPに記載したそうである。そうした経緯があったからだろうか?我が国では      マスクをすることがいわば常識となっていた時期に、アメリカなど欧米諸国ではマスクをしていない市民が目立っていたことあったように記憶している。しかしその後米国保健当局が無症状の人から感染が容易に拡大することがわかり、ガイドラインを変更したことから、WHOも同年6月になってガイドラインを変更したことで、欧米においてもマスクをすることが常識として行き渡ったようである。
 その感染予防対策について、広範に流布されている予防以上のものは無いようである。基本は石鹸と流水による手洗い、あるいは擦式アルコール手指消毒ということである。もちろんマスクの着用は常識である。

   

 講義はさらにコロナワクチンについても触れられたが、メディアや公的機関から伝えられていることと大差がなかったと思えた。

 講義では最後に北海道の発生状況について振り返ったが、第一波、第二波の波が今から振り返ると非常に小さなものだったが、当時の私たちの驚きは大きかった。対して第三波、第四波は第一波、第二波とは比べ物にならないほどの大きな波に襲われているのに、私たちは “慣れ” かなら来るのか、やや緊張感に欠けているとも云えそうだ。ただ、講師の秋原氏は第四波が想像以上の早さで感染者数の減少が見られることに喜びと期待を示された。願わくば、第五の波が来ない形で終息に向かわないものか、と私も期待しているところである。

                    

 



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