この日(7月12日)三か所目のコースは札幌市と北広島市の境界線状に設けられたコースだった。スタートハウスのところに「札幌パークゴルフ発祥の地」と掲げられていたが、コースはやや荒れているのが気になったコースだった。
「もみじ台緑地南1丁目」コースは、札幌の大団地の一つ「もみじ台団地」が始まる「厚別青葉通」沿いに位置していた。駐車場は道路を跨いでいたが、「もみじ台緑地南1丁目パークゴルフ場駐車場」と明記された専用駐車場があった。
※ 「もみじ台南1丁目パークゴルフ場駐車場」と表示された駐車場です。
そしてスタートハウスのところへ行くと「札幌パークゴルフ発祥の地」(平成2年10月)という掲示が掲げられていた。「これはちょっと格上のコースなのかな?」という期待を抱いた。そして不思議なことに、コース案内板を見ると、「もみじ台南1丁目コース」と、もう一つ「虹が丘コース」と二つのコースの案内図が同時掲載されていた。私の中では「虹ヶ丘コース」というのは初耳だった。そこで案内図をよく見ると、「もみじ台南1丁目コース」には〈札幌市〉、「虹ヶ丘コース」には〈北広島市〉との表示がされていた。どうやら「虹ヶ丘コース」というのは北広島市のパークゴルフ場のようだった。
※ スタートハウスのところにはこうした表示が誇らしげに掲げられていたのですが…。
※ 何故か北広島市のコースも掲示されていたコース案内図です。
用意を整え、さっそく1番ホールからプレイを開始した。コースは全体が細長く全体を往復するコースだったが、木が適度に植わっている快適な林間コースだった。ところがコースそのものはお世辞にも整備されているとは言い難かった。庫のコースの前にプレイした「東部緑地コース」や「野津幌川緑地コース」のように芝が生え揃ってなく、ところどころ剥げた箇所があり、ホールの周りは人工芝が敷かれていた。(4ホールくらいそうしたホールがあった)これにはちょっと興が削がれた思いだった。
※ コース内は一見整備されているように見えるのですが…。
※ 写真のグリーン部分は全て人工芝で覆われていました。
※ 4番ホールはご覧のようにホールの周りにだけ人工芝が敷かれていました。
※ 人工芝ではないホールの周りも少し荒れ気味です。
面白いなと思ったのは、隣の「虹ヶ丘コース」との関係だった。私はいくら隣り合っているとは言っても多少は離れていると考えていた。そこでプレイをしていた人たちに「虹ヶ丘コースに行くにはどのように行けばよいのですか?」と尋ねた。すると、「今あなたがいるところは虹ヶ丘コースですよ」と言うではないか!私は間違って虹ヶ丘コースに足を踏み入れていたのだ。つまりまったく境目が分からないほど二つのコースは隣り合っていたのだ。
※ コースの途中にこうしたお休み処の東屋があるのはいいですね。
※ ここは確か8番ホールですが、アンジュレーションに富んだコースが魅力です。
※ 私がコースの教えを請うた地元のシニア4人組です。
その方々が面白い話(?)を披露してくれた。その内容とは「もみじ台緑地南1丁目コースは本日からオープンだけど、虹ヶ丘コースはずーっとオープンしていたんですよ」と…。つまり、札幌市と北広島市では「まん延防止等重点措置」期間にの公共的施設の開放度に違いがあったという典型的な例だと思われた。
私はせっかくの機会だったので「虹ヶ丘コース」の9ホールも体験してこの日のパークゴルフを終えたのだった。
※ 「虹ヶ丘コース」の1番ホールのティーグランドです。
※ 「虹ヶ丘コース」には人工芝は見当たりませんでしたが、ホール周りはかなり荒れていました。
《コース概要等》
〔住 所〕厚別区もみじ台南1丁目
〔コース概要〕・9ホール、パー33 総延長 約400m
〔休 日〕火曜日
〔利用時間〕7:00~日没 〔駐車場〕有(20台)
〔プレイ料金〕無料 〔ティーの用意〕有
〔問い合わせ〕もみじ台緑地管理事務所 ☎897-7805
〔訪問日&私の成績〕21/07/12 30/33